約 3,515,264 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/221.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 32 かんきん/コメントログ」 最後の台詞が少し唐突すぎない? れいむは現状がまだ分かってない様子だから、そこだけ唐突に見えた。 -- 2010-09-04 19 02 05 本当は何もかも知っていて、知らない振りをしてたとか それならしっくりくるんじゃないか? -- 2011-03-07 21 14 22 母親の目の記憶が子供に流れ込んだんじゃない? -- 2012-01-24 15 32 02 記憶が流れ込む? -- 2014-02-03 22 56 03 知らないふりをしてても流石に今朝会ったことは分からないだろ -- 2018-09-26 19 50 19
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2619.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1253 飼い主としての/コメントログ」 NICE DOG -- 2010-07-12 13 11 20 犬よくやたw -- 2010-07-17 13 13 51 ポチは名犬だなぁ! 偉いぞ!とっても!! -- 2010-07-17 22 33 45 ゆっくりが飼いかとおもってだまされたよww -- 2010-07-25 04 34 35 見ず知らずの野良のくせに「ききちゃい?おにいしゃんは、きゃわいいれいみゅのおねがいをききちゃいの?」だと…! 一瞬で地獄見せられてもおかしくないレベルのウザさなのに、優しいお兄さんだ。 -- 2011-01-21 22 17 35
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/388.html
ドスまりさが登場します。 虐待対象もドスです。 人里からだいぶ離れた森の奥、生い茂る木々の間に開けた空間。 頭上にはぽっかりと草木の無い空間があり、空に浮かぶ月が良く見える。 草木も眠るような真夜中の静けさに、すうすうとゆっくり達の寝息が聞こえる。 中央で眠る巨大な塊、ドスまりさが守ってくれると言う安心感から 外敵に襲われないよう巣で眠るはずのゆっくりが、広場に数十匹も集まっている。 このドスまりさは帽子を含んだ全高が8メートルにも及び、寝姿すらも脅威を感じさせる。 一人の人間が、ドスまりさの背後へ向けて直線に歩いていた。 ドスは悪意のある人間に対して姿を見せないが、この個体は事前に罠で塗料をかけており 大体の輪郭、帽子の形等は判別がつく状態になっている。 周りで眠るゆっくりが起きて騒がれては水の泡、抜き足差し足でドスの後頭部に近づくと 髪の束を掴んでわしわしと上り始めた。ドスは巨体に成長した代わりに感覚が鈍くなっており、 後頭部を人間が登っていても全く起きる様子が無い。 頭部を上り詰め、巨大な帽子の前に到着する。幅広の鉈で帽子の側面に切れ込みを入れ、 中に入り込むとドスの頭頂部でも十数匹のゆっくりが眠っていた。 帽子に切れ込みを挿れる際の布を裂くような音、また切れ込みから入ってくる光に 1匹のれいむが「ゆ?」と目を覚ました。 ここまで来れば遠慮はいらぬ、と持参した麻袋にゆっくりをどんどん詰め込んでいく。 「ゆゆっ!なにするの!?ゆっくりだしてね!」 「どすおきて!ゆっくりできないひとがきたよ!」 詰め込まれながらもぎゃあぎゃあと騒ぐゆっくりの声に、ドスの体も眠りから覚めようと 頭頂部がゆさゆさ揺れ始めた。 ここから落とされては勝ち目は無い。 金属製の大きな杭を頭上まで持ち上げ、体重を掛けて勢いよく頭頂部に突き刺すと ドスの分厚い皮が破られ、かえしの付いた杭の先端が餡子まで到達した。 「 ゆ っ が あ ぁ ぁ !?」 長い間感じた事の無い、餡子に響く痛みはドスの意識を急速に眠りから引き戻し、 森に大音量の悲鳴が響く。周りに眠るゆっくり達はあまりの音量に、 覚醒を通り越してそのまま白目を向いて固まってしまう。 ぐらぐらと揺れる頭頂部から突き出た杭の片側はリング状になっており、杭と腰のベルトを ザイルで固定して命綱とする。これでドスが暴れても落とされる心配は無い。 「 ゆ っ ぐ り 抜 げぇ ! あ だ ま の 上 か ら お り ろ !!」 ドスほどのゆっくりになると、簡単な漢字くらいは使えるようだ。 ゆっさゆっさとさっき以上の揺れがあるが、片手でドスの髪の根元をしっかり掴み 今度は鉈を頭頂部に突き刺して行く。こちらは一気に餡子まで突き抜く事が出来ず、 のこぎりの様に上下に動かして皮を裂くように破る。 「 ゆ が ぁ ぁ ! 落 ち ろ !」 ドスが誇る殺人技の一つ、高い高いを放とうと体を低くしてタメを作る。 鉈を一旦引き抜き、両手で髪の根元をしっかりと握り、腰と両手の3点で体を固定すると、 強烈な勢いで体が上に持ち上げられた。が、ふんばって頭頂部に張り付き続ける。 先ほど捕らえたゆっくりの麻袋も腰のベルトに固定している為、ゆさっと上に跳ね上げられて また落ちる。中のゆっくり達は急激な動きに目を回しているだろう。 頭から固定されていないドスの帽子だけがスポーンと上空にすっ飛んでいく。 すっ飛ぶ帽子から悲鳴が聞こえてきた。飛んだのは帽子だけではないようだ。 「ちんぽぉぉ───────!?」 「わからないよ───────っ!」 みょんとちぇん、帽子の隅にいたのか麻袋への回収の際に気付かなかったようだ。 元々人間を『わざと』落として殺す目的で放った高い高いの為、 若干斜め向きに飛ばされたみょんとちぇんは断末魔を上げる間もなく地面に激突し 放射状に餡子をばら撒く。 その後帽子がゆっくりと落ちて行き、真っ先にドスを見捨てて逃げ出していた ゆっくりの集団にかぶさるように落ちる。 「どすとはもうこれまでだよ!」と走っていた先頭のまりさは突然視界が真っ暗になり、 「なんできゅうにかべができるのぉぉーっ!?」とパニックに陥ってしまった。 「ひどいなぁドス、お前の高い高いでゆっくりが死んじゃったよ」 麻袋にも聞こえるように言ってやると、袋のゆっくり達からも苦情が飛ぶ。 「なんでごろじだのぉぉぉ!」 「そんな゛ひどいどすはどすじゃないよ!!」 「 ゆ゛う゛っ !?!?」 驚いたのはドスである。頭の上のゆっくり達が死ぬのをやむなしとして放った高い高い、 まさかそのゆっくり達が死なずに文句を言ってくるとは予想していなかったのだ。 人間も死なず仲間だけを殺し、苦情を受ける羽目になるのではもう高い高いは使えまい。 再び鉈に手を掛けると、またドスの頭皮に切れ目を入れる作業に戻る。 「 そ れ な ら ゆ っ く り し ろ ! ね て る 間 に こ ろ し て や る ! ゆ~~~~~っくりぃ~~~~~~~~~~~!」 物騒な事を言うとドスは、髪の毛の隙間から霧を出して来た。 ドスが誇る殺人技の一つ、ゆっくりオーラである。 幻覚キノコの粉末で周りの生物を強制的にゆっくりさせ、行動力を奪う技だが 事前に対策を打ってきたので効果が無い。 スッポンの生血にマムシドリンク、巫女の腋汗等様々な精力剤を片っ端から摂取して来たので ゆっくりオーラを浴びた所でゆっくりなど出来る状況ではないのだ。主に股間が。 「 な ん で ゆ っ く り し な い の ぉ ぉ ぉ !」 ドスの悲鳴をBGMに作業を続け、頭皮にゆっくり数匹分は直径のある穴を開ける事に成功した。 蓋となる頭皮も残しており、マンホールの様に持ち上げた頭皮を穴の横に置いておく。 穴からはどす黒い大量の餡子が覗いている。皮膚を取り除いてしまえば 中身の餡子は透明に見えないようだ。 ここからは鉈を園芸用シャベルに持ち替え、餡子を掘り出して行く。 ドスの前面へ放物線を描くように、勢い良く掻き出して餡子を飛ばすと、 中身を穿られる痛みと共に、ドスの目の前に自分の中身だったものが落ちてくる。 「 ゆ げ げーっ ! や゛め゛ろ ! や゛め゛ろ !」 ドスは体を横に振ったり、上下に跳ねたりして頭上の人間を落とそうとするが 目の前にボトボトと落ちる餡子の勢いは止まらない。 「 ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛───っ」 ついには穴から手を突っ込んで届く範囲の餡子を全て出し切ってしまった。 ここから先は穴から降りないと届かないが、うかつにゆっくりの体内にはいれば 消化されて餡子になってしまう恐れがある。 そこで頭頂部で捕まえた、麻袋の中のゆっくりを3匹ほど穴から落としてやった。 「ゆべっ!」と顔面から餡子につっこみ、ここどこ?とキョロキョロするゆっくり達。 餡子の上にゆっくりが落ちてきた衝撃で、ドスもびくっと反応する。 「やあ、そこはドスの体の中だよ」 穴から覗いて説明してやると、敵意に満ちた顔をこちらに向けてきた。 「わるいにんげんだね!ここからだして、さっさとしんでね!」 「ゆっくりしてるとドスに消化されて、ゆっくり出来なくなるよ」 「ゆゆっ!?ゆっくりできなくなるのはいやだよ、どすはしょうかしないでね!」 消化を止めろとは無理な相談である。 「消化されたくなかったら、逆にそこにある餡子を食べて、 ドスが消化出来ないようにするしかないよ!」 要するに内側から食い殺せ、と言う事になる。 「でも、ゆっくりのあんこをたべるのはよくないって、どすがいってたよ!」 「 そ う だ よ ! ド ス の あ ん こ 食 べ な い で ね !?」 話を聞いていたドスが制止しようとするが、食べなければ自分が消化されてしまう。 穴の中のゆっくりのうち、裏切りに定評のあるゆっくりまりさが真っ先に餡子にかじりつき 「 ゆ が っ !?」とドスが呻き声を上げる。 それを見た他の2匹、れいむとみょんも命には代えられぬと餡子を食べ始めた。 「 ゆ゛っ や っ や っ め っ で っ ねねね っ 」 三匹同時に食べられ、呻きながらの制止が忙しそうである。 「どすのあんこ、ぱさぱさしてておいしくないぜ」 「こんなにまずいどすは、ゆっくりしてないね!」 成長したゆっくりの餡子は次第に甘味が無くなり、ぱさつくものだが ここまで成長したドスともなると相当にまずいのであろう。 「 だ ん で ぞ ん な ご ど 言 う の ぉ ぉ ぉ !」 ドスも泣き出してしまう。ドスを慕って集まったゆっくりだろうに、ひどい事を言うものである。 そんなまずい餡子を食べるのが苦痛なのか、裏切りだけでなく怠慢にも定評のあるまりさが 「ゲェーッ!もうたべられないんだぜ…」 と下品にゲップしながらへたり込んでしまった。 ドスの体内の餡子はそのスキを逃さず、ゆっくりしているまりさの足がずぶずぶと沈みこむ。 「ゆげっ!?たんまなんだぜどす、しょうかしないでぇぇ!」 タンマと言っても生理現象は止められず、まりさはそのまま餡子の海に飲み込まれてしまった。 「ぢんぽ───っ!!」 「まりざ!まりざぁぁ!なんでじょうかじじゃうの!?どずのばがぁぁぁぁぁ!」 まりさと特別仲が良かったのかれいむはボロボロと涙を流して叫ぶが、 足元に違和感を感じると自分も餡子に沈みそうになっている事に気付き慌てて食事を再開する。 まりさが消化されたので麻袋からゆっくりの補充として、 食事の成果で餡子が減った分スペースも増えたので3匹一気に投下する。 「しょうかはや゛だぁぁー!」 「ここがらだじでぇぇ!」 「わがらないよー!」 口々に叫ぶが消化が怖いのかすぐに食事を始める。 ここからはドスの胃腸の働きが勝つか麻袋のゆっくりが勝つかである。 満腹を感じ始めても動きを止めれば餡子に飲み込まれる。 ぱさぱさの餡子を無理やり飲み下しては吐き出し、また餡子を食べては吐き出し、 ドスの餡子か自分達が履いた餡子かわからない黒い塊と格闘を続ける。 だんだんと餡子が減って行き、支えがなくなった分厚い皮が頭部の辺りから べこべこと窪みだすと、ドスの感じる苦痛に反応して餡子に甘みが加わり始めた。 それでも全体の量が多い為、急に美味くなるものでもない。 「むっしゃむっしゃ…それなりー」 大変失礼なセリフだが、食べられるドスに取ってはそれどころではない。 「「「むっしゃむっしゃ、むっしゃむっしゃ」」」 「ぺーにぺーに、いちもつー!」 「 ゆ゛っ ゆ゛っ ゆ゛あ゛ぁ ぁ ぁ ぁ !」 餡子が半分も減るとドスの眼球がぼとりと落ち、抵抗の動きも見せなくなる。 身体機能も弱くなり数を減らすこともなくなった体内のゆっくりは 苦痛でますます甘くなるドスの餡子を蹂躙するのみだった。 深夜から始めたドス退治だが、大量の餡子をゆっくりが食べきる頃には朝日が昇り始めている。 ドスが死んで透明では無くなったデスマスクの横では、ドスを内側から殺したゆっくりが パンパンに張った体で苦しそうに転がっている。麻袋の中身は使い切り、残ったのは6匹だ。 辺りに居たそれ以外のゆっくりは、ドスが暴れたときに潰されたか、 異常に苦しむドスの様子を見て逃げてしまったようだ。 「ゆひゅー、ゆひゅー、これでれいむたちはたすかるんだね…」 ドスを食べなければ消化される、がドスを食べれば死ななくて済む、に変換されたらしい。 だが厄介な巨大ゆっくりを倒した功労者なのでせめて苦しませずに潰してやる事にする。 背後から拳を振り下ろすと、パンパンに詰まった餡子がぐしゃっと崩れる。 「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」 「ん!?まちがったかな…」 「でいぶのあ゛んごがぁぁぁ!ふびゅべ!」 手が滑ってしまう。6匹全部が体の半分程度を残して生き残り、餡子を吐き出しながら 苦悶の表情を浮かべる。 「だんでごんだごどずるの゛ぉぉぉぉ!」 「ゆ゛っぐりも゛どにもどじでぇぇぇぇ!」 手が滑ってしまったのでは仕方が無い。絶叫を上げるゆっくり達を放って ドスまりさの皮と帽子を回収して里に帰る事にする。 地面にそびえ立つ帽子を引っ張り上げると、下から数匹のゆっくりが現れた。 「はぁ、はぁ、も、もうやめてぇ…」 「いやがるまりさもかわいいわよぉぉぉぉ!」 「つんでれなのね、もういっかいせんいきましょうねぇぇぇ!」 息を切らせたまりさにありす2匹が擦りついて、3匹ほど朽ちている。 まりさの帽子の下からは何十本もの茎が伸びている。ドスの帽子に閉じ込められて 暗闇の中で興奮したありすに襲われ続けたのだろう。 今はドスの皮から手が離せないので、ありすだけを踏み潰す。 「ゆぎゃっ!」「ゆぎぇっ!」 このまりさには自然の中で存分に、茎数十本分の子育てして貰おう。 台車に畳んだドスの皮と帽子を乗せて里はずれの小屋に到着すると、 到着を待っていた人達から歓声が上がる。集まっていたのは里の虐待士達。 加工場で働く者、畑に来るゆっくりを憎む農家、ゆっくり専門の病院を営む者。 それぞれ全く別の生き方をしているが、ゆっくりに対する虐待愛を共通して持っていた。 普段は特に協力せずに、それぞれの好きなように虐待する事が多いが 今回の実験にはあるゆっくりの数が要る為、方々走って協力を頼み込んだのだ。 「やあ間に合ったね!」 手押し車を押して駆けつけたのは、温和そうな虐待お兄さん。 「頼まれてた物、持ってきたぞお」 大柄なお兄さんもホースの付いた機械を抱えてやって来る。 それでは、とお兄さんが小屋の戸を空けると、部屋一杯に広がるのは非常に大きく、 大人の腰ほどの高さもある透明ケース。中にみちっとゆっくりありすが詰め込まれている。 この日の為に協力して集め、捕まえてきたありす同士でも繁殖させて増やしたものだ。 もちろん増やすだけでなく、死なない程度に虐待もしている。 お兄さん達の姿を見たありすは皆、またひどい仕打ちを受けるのかと ぽろぽろと涙を流す。ぎゃあぎゃあ泣かないのは自称とかいはだからだそうだ。 先ほどのお兄さんが押してきた手押し車にも、口を癒着されたありす達がぎっしり詰め込まれている。 「では始めますか」 と合図し、台車から下ろしたドスの皮を数人で広げ始める。 残ったお兄さん達はありすのケースに向かい、 「じゃあありす、今日でここから出してあげるよ」 と手に付いた個体から取り出していく。 「おにいさんほんとう?またとかいにもどれるのね?」 元々森に居たのにいい加減な事を言い出すありすを、外にある別の透明ケースの上に持って行き 「出すだけで、生きては帰れないけどね!」 「ゆ゛ぎゅっ!?」 力を挿れて潰してしまう。破れた皮からカスタードが漏れ、ケースの中にぼたぼたと落ちる。 これを数人係で、ありすが居なくなるまで続けるのだ。 ありすの数が数だけに一人では気が遠くなる作業である。 様子を見ていた小屋の中のありすからは 「や゛め゛でえぇぇ!どかいはのあ゛りずだちになに゛ずるの゛ぉ!」 と口々に悲鳴が上がり、お兄さん達には笑みがこぼれる。 カスタード用ケースの中にクリームがある程度溜まったところで、 ホースの先ををケースに入れ、機械のスイッチを入れる。 間に機械の付いたホースの反対側はドスの頭皮に開けた穴に差し込んであり、 ポンプがカスタードをドスの皮に送り込む。 「やめで!やめぎゅえ!」「とかい゛ばぼっ!」「んほおぉぉぼべ!」 ポンプで吸い取られるケース内に、どんどんカスタードが補充されて行く。 気分が高じたのか「ヒャッハー!」と奇声を上げるお兄さんも現れた。 カスタード用ケースの横にはありすの死骸が高く積みあがっていく。 「余ったありすの皮とか髪飾りはどうします?結構な数になりますけど」 医者お兄さんに確認すると、 「ああ、これも皮の中に入れちゃいましょう。食べ物と同じように消化して カスタードクリームに変換されますから」 と返答が返ってきた。無駄にならなくて良いと、手の空いたお兄さん達が ドスの皮に空いた眼孔から投げ込んで行く。 小屋のなかのケースからありすが目に見えて減って行き、 ドスの中に5割~6割程度カスタードクリームが溜まると、 それまで死んでいた皮がたまにビクッと反応を返すようになり、 眼孔にゼラチン質の眼球が再生され始めた。 「ここまで来ればもう一息だ」とお兄さん達にも力が入る。 再生を早める為にオレンジジュースを掛け、小屋に残ったありす達からも 残らずカスタードを搾り出す。 ありすが目を覚ますと、目の前で小さいお兄さん達がありすを見上げていた。 「あら、おにいさんたち、ここはどこ?おにいさんたちはゆっくりできるひと?」 生き返った。お兄さん達から感嘆の声が漏れる。 「とかいはのありすとしてはどうでもいいんだけど、 どうしてもっていうならとくべつにゆっくりさせてあげてもいいわよ?」 お兄さん達の目の前にいるのは、髪型も帽子も完全にドスまりさの姿をしているが、 漢字を全く使わないセリフで自分の事をとかいはと言う。 ドスまりさ型ありすの完成である。 セリフ以外の点では、まりさ種の瞳色は髪と同じように綺麗なゴールドなのだが このドスはカスタードを入れた後に瞳が再生したせいか、ありす種の特徴である ブルーの瞳をしている。 だが自分がありすだと思っていても頭の上の帽子に違和感は感じていないようである。 皮が分厚いドスのものなので、感覚が鈍くなっているのだろう。 また瞳の色の違いがわかるように、見た目がドスでも透明化の能力が無い。 中身がただのありすのカスタードを集めただけだからだろうか。 「おにいさんたち、どうしてありすをむしするの?ぷんぷん」 ドスまりさ型ありすは頬を膨らませてゆさゆさ巨体を揺らす。 巨体の癖に普通のゆっくりと同じように動こうとするので、 いつこっちに倒れてこないかと気が気ではない。 「あ、ああごめん、実はありす達の群れにお菓子を上げようと思ってね、 お菓子はお兄さんが運ぶから、一緒に群れに行かないかい?」 と申し出るとありすは目をキラキラさせる。 「ほんとう?ありすはきょうみないんだけど、むれのためにもらってあげるわ! とかいはのありすをしっかりえすこーとしてね!」 見た目がドスなのに用心深さが全く無い。見た目はドスだが可愛いやつだ。 代表で一人のお兄さんがありすを先導し、元々ドスの居た森に向かう。 カスタードの移植で復活したありすは元々の記憶が無く群れの場所などわからないが、 お菓子に釣られた事と場所を知っているお兄さんが先導してくれた事で 疑問を抱く事も無かった。離れて付いてくる他のお兄さん達にも気付かない。 ドスの居た森の広場までも距離があるが、ドスボディのありすは 歩行速度も人間に引けを取らない上、蘇生の為にたっぷりオレンジジュースを掛けていたので 疲労を訴える事もなく例の広場に到着した。 広場にはドスが襲われた際に逃げ出したゆっくり達の一部が戻ってきていた。 これまではドスの庇護の下でゆっくりしていたので途方にくれていたのだが、 聞き慣れた足音に目を向けると、死んだと思っていたドスが人間と一緒に帰って来た。 「ゆっ!?どすだいじょうぶだったの?そのにんげんはゆっくりできるひとなの?」 いち早くドスに近づいてきたれいむが声を掛けて来る。 夜中の襲撃で、ドスがつれて来た人間の顔が犯人と同じかどうかはわからない。 「どす?なんのことかわからないけど、 とかいはのありすにかかればにんげんなんてめろめろよ♪」 れいむは何故ドスがありすの話を出すのか理解に悩んだが、 「やあ、僕はドスの群れにお菓子を上げたくて付いて来たんだ、 ゆっくり出来るから安心していいよ」 と人間が懐からチョコレートを出してくると、もう考える事が出来なくなった。 れいむがお菓子を貰ったのを見て、他のゆっくりもわらわらと集まって来る。 お兄さんはそこらにお菓子をばら撒くと、 「それじゃゆっくりしていってね!」 と言い残しそそくさと去っていってしまった。 後に残ったのはドスまりさ型ありすと少なくなった群れのゆっくり。 うっめ!うっめ!とお菓子を食べるゆっくり達の中でれいむは ドスが死なずに、ゆっくり出来る人間まで連れて戻って来た事で またドスのそばでゆっくりして行けると安心しきっていた。 すると突然、ドスから振動音が聞こえて来た。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」 「どうしたのどす?」 だんだんとドスの顔が紅潮して行き、息が荒くなって行く。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛う…」 「どす?どす?」 普段見せないドスの異常な姿に、群れのゆっくり達も お菓子に手を出すことを止め、ドスを見つめている。 離れた所でお兄さん達が集まって、広場を眺めている。 一人のお兄さんの手にはリモコンのようなものが握られていた。 「復活させる際に、ドスの産道にリモコンバイブを仕込んでおいたんです」 「リモコンバイブ?」 普段聞き慣れない言葉、別のお兄さんが聞き返す。 「離れた所からでも振動させて、ゆっくりを興奮させられるんですよ」 と答えお兄さんはリモコンのスイッチを切った。 同時に遠くに見えるドス型ありすの振動がぴたりと止まる。 なるほどそりゃ便利だあ、とお兄さんたちは感心する。 振動をいい所で止められてしまったドス型ありすが息を荒くして 群れのゆっくり達を見ると、その瞳にゆっくり達は怯え、すくんでしまう。 「はぁ、はぁ…よくみたらあなたたち、とてもちいさくてかわいいのね…」 「ゆ゛っ?なにいってるのどす、きょうのどすはなんかへんだよ!」 ドスの体から見れば目の前のゆっくりなど赤ちゃんのようなものだろう。 ありすのカスタードを集めて作られたドス型ありすは変態性まで集められたのか、 明らかに群れのゆっくり達を見て興奮していた。 「れっれっれいむ!ありすをすっきりさせてねぇぇぇぇぇ!」 とドスの巨体がれいむに襲い掛かる。 「やめ、ゆ゛ぎぇっ!!」 本人はゆっくり同士で頬をすり合わせるつもりでも、 分厚い皮で感覚の鈍ったドスの巨体では力加減が効かず 1すり目でれいむはひき潰されてしまう。 「!? れいむぅぅぅ!?どうしてありすをすっきりさせてくれないのぉぉぉ!」 「どすがおかしくなった!」 「どすがへんたいになったぁ!」 性欲の権化、ロリコンモンスターとなったありすが叫ぶと、 惨事を目撃したゆっくり達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。 「かわいいあんよでひっしににげて!ありすのあいで、たいほしてほしいのねぇぇ!! いいわ!いいわ!ありすとすっきりしましょうねぇぇぇぇ!」 「ゆぎゃぁぁ!こないでぇぇぇ!」 狙いを定められたゆっくりは必死になってスピードを上げるが、 とてもドスの体からは逃げきれない。 この群れはドス型ありすに全滅させられるだろう。 「うーん、これじゃ逃げるゆっくりに恐怖は与えるけど、すぐに全滅しちゃいますね」 と生かさず殺さず派のお兄さんが苦笑すると、 「ヒャッハー!虐殺だあ!!」と別のお兄さんが心底嬉しそうに叫ぶ。 それなんですが、と先ほどリモコンを操作していたお兄さんが続ける。 「この群れを全滅させた後も、見た目はドスまりさなので 何も知らないゆっくりがゆっくりさせて貰えると思って集まって来ます」 「ゆっくりさせて欲しい群れのゆっくりは変態に追いかけられ、 ありすの方はドスの体のせいで全くすっきり出来ない、 これでゆっくりの虐殺とドスまりさ型ありすの虐待がずっと続くんです」 なるほどそりゃお得だあ、とお兄さんたちは感心する。 群れが出来る度にありすが全滅させてしまうが、 ありすが落ち着いているうちは、他のドスまりさにするように ゆっくりから食料も献上され、ありすは他のゆっくりとの体格差で勝手に興奮する。 このありすは簡単に死ぬことも無く、すっきり出来ずに苦しみ続けるのだ。 やがて、周りのゆっくりを全てすり潰してしまったありすが 「どうしてだれもすっきりさせてくれないのおぉぉぉ───!」 と叫ぶ声が森に響くのだった。 おわり。 後半部分の作業を一人でこなす様がどうしても浮かばず、 どこかで見たお兄さん達に助けを求めてしまいました。 お兄さん達の作成者の方には誠に申し訳ありません。 その他の作品。 ゆっくりいじめ系791 ゆっくりと瓶 (fuku2335.txt) ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子 (fuku2368.txt) お帽子の人? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2028.html
落語「善行れいむ」 8KB 虐待-普通 ギャグ 誤解・妬み 自滅 2作目です ・二作目です。 ・元ネタは落語「後生鰻」です。 ・幻想郷的な何かが若干混ざっています。 ・行間等で読みずらい点はご容赦下さい。本人も試行錯誤中です。 ・需要? んなもなぁ、書いてから考えりゃいいのよ。 えー、世の中には、信心深い方ってのがいらっしゃいますな。 商売を息子夫婦に譲ってしまった隠居さんで、この人がまた、凝り固まってしまって大変なもんで。 まあ、もうやることといえばお迎えが来るのを待つばかりなんでこれに押さえが利かない。 もう毎日のようにお参りに行っちゃあ、なにかしら善行を積もうとする。 中でもものを殺す、殺生ってぇもんが大っ嫌いで、これをしないってのが一番の善行だって信じちまってる。 お参りに行く途中、屋台の前を通るたんびに蒲焼にされそうな八目鰻を買い取っちゃあ川に逃がして 「ああ、いい善行をした」 なんつってるようなお人で。どっか微妙にずれてるんですが、本人は気づいちゃいない。 んで、いつものようにお参りに行った帰りにふっと見ると妖精がなんかやってる。 近づいてみるってえと、子れいむを鷲づかみにして棒で刺そうとしてんだから隠居さん慌てて駆け寄った。 「おいおい、おいっ、」 「なによ、じいさん」 「なによじゃないよ、このガキは、何するんだ、それ」 「何って、饅頭を捕まえたから棒に刺してみすちーのとこであぶってもらうのよ」 「あぶってもらうじゃありませんよ! まったく……そんな棒ッ切れで刺してあぶったらどうなるかわかってんのかい!?」 「うまくなる!」 「なにいってやがる、えぇ、お前さんが棒に刺されて火あぶりにされたと思えばどうだ、そんな死に様は極悪人しかしないよ? 子供の時分からそんな了見じゃあ、後生が悪くてしょうがねえじゃねか、可哀想だとは思わねえのか!?」 「うーん、熱いのはあたいも嫌だねえ、んじゃ、凍らせて食べる!」 「喰い方を言ってるんじゃないよ! ものを殺すのが良くないってんだ。喰ってもいいが、殺しちゃいけない」 「何言ってるのよ!? 死なない程度にかじって捨てたらもったいないじゃない! 食べ物は粗末にしちゃいけないってれてぃが言ってた!」 「あー、それも確かに道理だな、じゃあ喰わねぇで逃がしてやんな。まだ子供なのに可哀想だろ?」 「いやだよ! この饅頭はあたいがつかまえたんだからあたいんだよ! あたいがおやつ食べれなくなるのは可哀想じゃないってのかい!?」 「そう言われりゃしょうがない…… じゃ、こうしよう、ちょうどここに、牡丹餅があるから代わりにこれをお食べ。 帰って婆さんと食べようと思ってたんだが、お前さんに半分あげようじゃないか。 え、こうすれば、あたしは命を助けてやることができた、お前さんは命を奪わずにすんだってことで、 お互いに善行を積んだことになるじゃねえかな? 善行ってのは積んどけば、回り回ってきっとお前さんを幸せにしてくれる、そういうもんだよ。うん、どうだ?」 「うーん…… あたい、ぜんこーってのはよくわかんないから嫌いだけど、牡丹餅は大好き!」 「よーしよし、いい子だ。じゃ、これをもってお行き、…………ってもう行っちまったか。ずいぶんと足が速いね、近頃の子供は。 ……おうおう、ずいぶん弱っちまってるなあ、お前、動けるかい? 動けねえ? しょうがねえ、ちっとお前にも牡丹餅食わしてやろう。 ……しあわせー、か。そりゃあよかったよかった。お前も俺に助けられて幸せだろう? これが善行だからな。善行ってのは、幸せになるんだ。それを忘れちゃいけねえよ、もう捕まるんじゃないぞ。 ……ああ、いい善行をした」 ってんで、隠居さんはいい気分になって家に帰っちまいました。 子れいむの方も、命ィ助けられたばかりか、あまあまを食わせてもらってしあわせーな余韻に浸りながら、森ん中のお家に転がるようにして帰った。 家ん中ではしんぐるまざーのれいむが大事なおちびちゃんが帰ってくるのをハラハラしながら待ってる。 動いて探しにいきゃあいいものを 「おちびちゃぁぁぁああぁあぁぁん! どこにいっちゃったのぉおぉぉぉぉぉ!」 とか家ん中で叫んでるだけだったあたり、どうにも相当な餡子脳なようで…… それでも大事な一粒種のれいむが無事に帰ってきたってんで感動のご対面。 「おかあしゃん! ただいま!」 「どこいってたのぉぉぉ! おちびちゃぁぁぁあぁぁん!!!」 「あのね! れいみゅ、あまあまさんをいっぱいたべたよ!」 「ゆ゛!? あまあま!?」 「れいみゅがいじめられてたら、おじいさんがきてあまあまさんをくれたよ! れいみゅをいじめてたやつもあまあまさんをもらったよ! あまあまさんをくれるのはぜんこーなんだよ! おじいさんはあまあまさんをあげるのがぜんこーでしあわせー! なんだよ!」 なにせ、子供の言う事な上に親譲りの餡子脳だ。見事なまでに都合のいいことしか覚えちゃいねぇ。 あまあまと聞いて母れいむの目ン色ォ変わる、 母一ッ匹子一ッ匹で厳しいゆっくり生を歩んできたんだ、あまあまなんざ滅多に喰えねえ、 もうね、聞いてる方も都合のいいことしか耳に入らない、親子そろっておめでたい頭ァしてるもんだから、 「ゆゆ! おかあさんもゆっくりりかいしたよ! おちびちゃんをいじめたらぜんこーであまあまさんをもらえるんだね!」 「れいみゅをいじめてたやつのほうがいっぱいあまあまさんをもらってたよ! だからおかあしゃんもいっぱいあまあまさんをむーしゃむーしゃできるにぇえ!」 「じゃあおかあさんがぜんこーするから、いっぱいあまあまさんむーしゃむしゃーしようねえ!」 「ゆわーい! たのしみだにぇえ! いじめるのはぜんこーであまあまーでしあわせー!」 ……善は急げってんで、早速家ん中でけっかい用の棒を引っ張り出してきて、口で咥えておちびちゃんに向かい合った。 最初のうちはちょいと突付いてみたり、転がしてみたりしてんだけど、なかなかお爺さんは来てくれない。 「おきゃあしゃん! きっとぜんこーがたりないんだよ! しっかりれいみゅにぜんこーしてね! ぷんぷん!」 「ごめんねぇぇえ! おかあさんいじめたりなくてごめべんねぇぇぇ!」 「ぜんこーだよ! はやくあまあまさんをもってちぇね! たっくさんでいいよ!」 いじめる方が泣いていじめられる方が怒ってるなんて訳のわからないことになる。 しょうがないもんだから、棒で打ったり、体当たりで壁まで飛ばしたりしても、まだまだお爺さんは来てくれない。 「どぼじであまあまざんこないのぉぉぉおぉ!!」 「お、おきゃあさん、れいみゅいたいよ! もっとゆっくりいじめてね!」 「なにいっでるのぉ!! ぜんこーがたりないとゆっくりできないでしょぉ!! ゆっくりがまんしてね!!」 親れいむの方も来てくれないのにだんだん腹ぁ立ってきたのか手加減ができなくなってくる。 これでも足りないか、とばかりに子れいむをグッと咥えて壁にずーりずーり擦り付けた。 もっちりした肌も土と餡子にまみれ、お飾りもボロッボロになったってのに、どうにもお爺さんは来てくれない。 「れいみゅのおかじゃりぎゃぁあぁぁぁ!!!」 「じじぃぃぃいぃい!!! さっさとあまあまもってごいぃぃぃいぃ!!! 」 「おきゃあしゃんもうやべでぇぇぇぇえぇぇ!!!」 ここまで来てもうやめるわけにはいかない。 完全に餡子が沸騰しちまってる親れいむは棒でもって大事なおちびちゃんの目ん玉ァ抉り出して、返す刀であにゃるにぶっすり突き立てた。 ここまでやってんのにまるっきりお爺さんは来てくれない。 んなこたあ、当たり前のこと。 隠居さんは今頃家で婆さんと茶でも飲んでるだろうし、なにより、道ぃ歩いてて見かけたなら後生が悪いから助けるかも知れねぇが、 わざわざ森ん中へえって、ゆっくりのお家の中ぁ覗き込んでまで善行するほどは暇じゃない。 ちょいと考えればわかることでも、じじいはかってにはえてくるとでも思ってるようなれいむには、「なにかおかしいよ」、と薄っすら浮かぶのが精一杯だ。 もう八つ当たり以外の何もんでもない勢いで、 「やベるわけないでしょぉぉぉおぉぉ!!! どおじでじじいはあまあまをもってごないのぉぉぉおぉお!!! ごんなにぜんこーしてるのにこないなんて、おちびちゃんはうそをづいてるんだねぇぇえぇ!!! うそづきはせいっさいするよ!!!」 「うぞじゃないよぉぉぉ!!! れいみゅはおじいさんにあまあましゃんをもらっちぇいっぱいだべたよぉぉおぉぉ!!!」 「じゃあなんでれいむにはごないのぉぉぉおぉぉ!!! れいむもあまあまさんだべだいのにぃぃいぃぃ!!! あまあまさんをひとりじめするげすはゆっくりじね!!!」 あにゃるに突き立てた棒をグイッと押し込むってえと、頭のてっぺんをスポーンっと突き破ってとうとうくたばっちまった。 「ぜんごーだよ!!! でいぶはぜんごーをしたんだよ!!! はやぐあまあまもっでごいぃぃいぃぃ!!! おちびちゃんのぶんもだよ!!! たっくさんでいいよ!!!」 「そこまでよ!!!」 ……こんだけ大声ェだしてもおじいさんはこないけど、「なんかさわいでんな」って集まってくんのは群れの連中。 家ん中ヒョイっと覗くってえと、目ん玉血走らせた大饅頭と串団子の出来損ないだ。 さあ一大事と長の一声でしんぐるまざー改めでいぶを取り囲んで裁判に。 お白州に上がっても 「おちびをいじめるのはぜんこーだよ!! れいむはあまあまをもらえるんだよ!! だからおちびちゃんはしあわせー!!」 なんて訳のわかんないことしか言わないでいぶに下った判決はもちろん 「くろっ!!!」 「むっきゅん、このれいむはどめすてぃっく・ばいおれんす・でいぶ、りゃくしてでぃーぶいでぃーのつみがかくていしたわ!」 「ゆがぁぁあぁぁ!!! でいぶはしんぐるまざーなんだよ!!! でぃーぶいでぃーじゃないぃぃぃいぃぃ!!!」 「だめよ! だったらこのおちびちゃん、くっつけてうごけるようにしてみなさいよ!」 「「「「でぃー・ぶい・でぃー!! でぃー・ぶい・でぃー!!」」」」 よってたかってお飾りを奪った上、おちびちゃんとおんなじように、あにゃるから頭のてっぺんまで棒でぶち抜かれて群れから追放、道に放り出されちまった。 そこにたまたまやってきたのが、さっきの妖精、 「あー! また饅頭見つけた! さっきのよりでけぇ! しかも最初から棒が刺さってる! ぜんこーすげぇ! まったくあたいったらぜんこーね!」 善行の 巡りて末の 因果かな お後がよろしいようで。 これまでの口演 ふたば系ゆっくりいじめ 951 落語「ゆ虐指南」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 内容は素晴らしい! ただ、如何なるものでも幻想郷設定を入れるのは止めてくれ。 幻想郷とゆっくり饅頭は関係ないと発表されてるはず。 -- 2018-02-27 22 28 39 頭のなかで噺家さんの声と出囃子が聞こえる俺は末期か -- 2011-11-11 15 24 33 欲の皮つっぱった存在相手に善行など無意味という事がよくわかったよ(感謝) チルノが可愛いなw -- 2010-12-01 18 09 52 DVDだと…すげぇ発想だぜ!あんた天才だな!!「マダオ」に匹敵するネタだよ!! -- 2010-07-12 08 36 17
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1438.html
あんらっき~を乗り越えて 23KB 虐待-普通 観察 自業自得 仲違い 駆除 ツガイ 現代 うんしー jiltukuri 『雪』 それは個人が持つ価値観によって扱いが全く異なる代物。 山に降ればスキー場経営者が喜び、街に積もれば邪魔者扱い。 所有する土地の積雪に対する反応は、年齢を重ねれば重ねるほど拒絶を示す傾向にある。 何故ならば、雪かきという半強制的な苦行が待ち構えているからだ。 これが、中々の重労働。 だが、やらない訳にはいかない。 この雪の量では自動車を道路に出す事もままならないからだ。 「……めんどくさい」 俺はスコップを片手に持ちながら呟く。 目の前には真っ白な銀世界が広がっている。 昨夜、急激な寒波が訪れて、予報もされていない想定外な豪雪注意法が発令された。 だからと言って対策など何も出来るはずも無く、家の中であまり振らないように祈るしか方法は残されていない。 寝る前に祈りを捧げた効果を確かめる為に、俺は軽く純白に輝く雪にスコップを差し込んだ。 積雪量自体は、それ程多くない部類に入る。 だが、スコップの先に感じる氷の感覚が、これから行う雪かきの厄介さを予見しているようだ。 「重っ!?」 俺は雪をひとすくい持ち上げる。 予感的中。 新雪の下には氷の層が出来ていた。 前日の暖かい気温でほどよく溶けていた名残雪。 それが、深夜に訪れた氷点下によって再氷結した為に出来たやっかいな代物。 その厄介者は、ガラスの腰が軽く砕けそうな重量感をこれでもかと主張してくる。 「あーあ、めんどくさい……」 嫌々ながらもスコップを動かす。 この駐車場に積もる雪を排除しなければ車も出せない。 自然が及ぼす変化に文句を言った所で何も状況に変化は訪れる事は無いだろう。 でも、愚痴は自然と口から毀れる物なので、これもやむを得まい事情があるのだ。 「……」 「ゆ?」 「ゆゆ?」 ザラザラザラ。 自動車に被っている雪を地面へと落とす。 「……」 「ここはゆきさんがないよ?」 「とってもゆっくりできそうだよ!」 ザッコザッコザッコ……。 重い重い雪の塊を投げ捨てる。 「……」 「ゆ~ん! とてもきにいったよ!!」 「ゆっくりできそうだね!?」 ペンペンペン。 雪を一箇所に集めて小山を作る。 「……」 『『 ここをゆっくりぷれいすにするよっ!! 』』 ガサガサガサ。 ゆっくり達は、ダンボールを手早く広げてお家を作り上げた後、宣言を完了した。 「うるっせぇええええええええええええっ゛!?」 『『 ゆぅううううううううううううっ゛!? 』』 お兄さんの振り降ろしたスコップの先が、駐車場に無断進入していたまりさの体の端を掠める。 そのままスコップの勢いは衰える事はなく、闖入者の設置してあったダンボールを貫通した。 「あああああああああっ゛!? いのちがけでかちとった、まじざのだんぼーるさんがああああああっ゛!!」 「れいむだぢが、ゆっぐぢふゆごもりするだめの、ゆいいつのきりふだがあああああああああっ゛!?」 まりさ×れいむのお馴染みコンビ。 理想的なプレイスを求めて移動していた野良家族。 やっと辿り付いたかと思いきや、一瞬で大事なダンボールが半壊状態。 泣く理由に十分値する苦難のゆん生と言う茨道を歩いてきたまりさ達。 「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおっ゛!? べんじょうじろおおおおおおっ゛!! おばがぁあああああああああっ゛!?」 「れいぶのおいじいきのみざんだぢが、ばらっばらになっでるぅうううっ゛!?」 だが、そんな悲惨な目にあってきたまりさ達のゆん命など、お兄さんには関係ないことだった。 駐車場に進入してきて住居を設置した愚か者。 それも、苦労して除雪した部分に我がもの顔で居座ろうとしたのだ。 お兄さんが怒り狂うのも無理はない。 「ごごに、おおあながあいでるううううううっ゛!? せなかがすーすーずるよぉおおおっ゛!! ざむいいいいいいいいいっ゛!?」 「いやああああああっ゛!? ゆっぐぢできないいいいいいっ゛!!」 当然、ゆっくり達もお兄さんの気持ちを推し量る事はなかった。 今後について考えるべき重要な問題点は、ゆっくりプレイスが崩壊寸前に追い詰められた事、唯その一点のみ。 まりさ達の現状は最悪の一言。 持ち込んだ食料も粉々にされて泥と混じり合っている。 今夜を過ごす事さえも不可能に近い緊急事態に追い込まれていた。 「まじざだじのゆっぐりぶれいずに、なんでごどずるのおおおおおおっ゛!?」 「ゆっぐりせずにべんしょうしてねっ!?」 まりさ達は、大声をあげながらお兄さんに迫る。 別に不可解な行動ではない。 プレイス宣言をした後の場所は、何処であろうと自分達のテリトリーだと盲信している。 それは、野良や飼いゆに限定されるべき事項ではなく、ゆっくり達の本能に近い考えとも言える。 つまり、このまりさ達も自分達のゆっくりプレイスに無断進入してきた敵に吼えているのだ。 目の前に立つ人間へ、抗議行動としての考えを揺るがせる事無く、大声で捲くし立てる。 「何で弁償しなければいけないんだよ?」 「まじざのだんぼーるざんごわじだでじょおおおっ゛!? なんで、そんなごどもわがらないのおおおっ゛!!」 「まりさっ!! このにんげんさんは、あたまがかわいそうなんだよっ!?」 互いに侵入者として見据えた対立。 そこには、引くという事を知らない罵り合いが繰り広げられる。 絶対的有利を確信しているゆっくり達は、相手との力量差を計る基本的行動は二の次だ。 まずは、言葉で圧倒する行為を実行する。 「ゆ! そうなの!? それじゃあ、わかりやすくいうよっ!! ゆっくりとりかいしてねっ!? にんげんさんは、だんぼーるさんをこわしたでしょ? ごはんさんもどろどろにしたせきにんをとってね!?」 「ゆゆーっ! とってもわかりやすいよっ!! さすが、まりさだねっ!! ほれなおしちゃうよっ!!」 れいむがまりさを褒め称える。 まりさは頬をピンク色に染めて目尻を下げながら、嬉しそうに体を左右に揺らす。 その二つの塊を見下ろすお兄さんの眼差しは、冬の寒風よりも冷ややかだった。 「ゆんゆ~ん!! あたらしいだんぼーるさんがてにはいるよーっ!!」 「あまあまもってきてね!? たくさんでいいよっ!!」 そんな凍てつく視線に物怖じすることなく要求し続ける、空気の読めない哀れなまりさ達。 いや、逆に空気を読んでいるのかもしれない。 『この家無き子になった不幸を、幸運に変えるチャンスなのかもしれない』 そう頭の中に打算的な思考が一杯に詰まっているとも考えられる。 自分が有利な状況を信じて疑わないまりさ達。 そんな狭い視野で見据えた未来は、当然不幸の入り口しか開かれていない。 空気を読む技量を得る前に、このまりさ達には大事な物が欠けていた。 「いつまでまたせるきなのっ!? まりさおこるよっ!!」 「れいむはおこってるんだよっ!! ぷくーっ!!」 短気なれいむは丸い体に大気を詰め込み、頬の部分が通常の二倍以上に膨れ上がる。 例えて言うなら、食べ物を詰め込んだリスの頬に似ていた。、 しかし、れいむの全身が僅かに膨らんでいる為、風船のような形に近い状態とも言える。 その威嚇の行動は相手を怯ませる効果は皆無。 行為としては、ゆっくり達が思うような成果は望めず、人間達を正反対の行動に走らせる結果となる。 「ゆんやああああああっ゛!! いだいよおおおおおっ゛!!」 膨れたれいむの頬を裂くように、スコップを横に凪いだお兄さん。 風船のように盛り上がっていた肌の部分を容赦なく切り裂き、圧迫されていた勢い良く餡子が流出し始める。 流れ出した黒い餡の水分は多め。 雪の道を歩いて、身体に吸収したのが原因なのだろうか? お汁粉のような緩さをした餡が、半崩壊したダンボールの上に小さな染みを広げていく。 「まじざのはにーがあああっ゛!? どぼじでごんなごどずるのおおおおおおっ゛!!」 「だずげでえええっ゛!! まじざああああああああっ゛!?」 お兄さんから見て、左にまりさ、右にれいむがダンボール内に身体を収めていた。 最初の一撃でまりさの左部分のダンボールを破壊し、二度目の攻撃ではれいむの右側を切り裂いた。 結果、既に水分が浸透してふやけていた小さめのダンボールは、 天井部分を支える機能を失い、地面に向けて垂れ下がった状態になった。 それがまりさ達へと、プレイス崩壊寸前の危機感を悪戯に植え付ける。 「うわああああああっ゛!? まじざのゆっぐりぶれいずがああああああっ゛!!」 「まじざあああっ゛!! べーろべーろじでよおおおっ゛!? ごのままじゃ、あんござんがながれて、れいぶがじんじゃうでじょおおおおおおっ゛!!」 新しいダンボールを要求していたまりさが、古いダンボール崩壊を見ながら泣き叫んでいる。 かなり滑稽な状況に感じるだろうが、この旧プレイスには思い出というものがあるので仕方がない事だった。 このダンボールは勝者の証だったのだ。 雪が降り積もる前の争奪戦で勝ち取った奇跡の素材。 引越しの行く先々で、好奇や嫉妬の視線をその身に受けて優越感に浸っていたまりさ。 それが、目の前で崩れ落ちていく。 まりさは生きてきた全てを失うような悲しみに襲われていた。 当然、深い悲しみで涙を流し続けるまりさに、他の状況へと意思を向ける余裕は無い まりさの隣で騒ぐれいむも、今まさに危機的状況に陥っていた。 頬からの餡子の流出が止まらないのだ。 一刻も早く、ゆっくりの唾液などで傷を塞がなければ、今後の生命活動に暗い影を落としかねない。 れいむは頬を流れる命の源に恐怖を感じていた。 「ゆわああああああっ゛!? かわいいれいぶをだずげでええええええっ゛!!」 その胸の奥から絶え間なく湧き上がってくる絶望に近い感覚は、涙腺を難なく崩壊させる。 顔を左右に振りながら、周囲に透明な雫を振りまくれいむ。 その深い絶望は、れいむのある部分の元栓を決壊させた、 「ゆううううううっ゛!! ゆああああああっ゛!! じんじゃうよおおおっ゛!!」 れいむの下腹部から大量のしーしーが漏れ出す。 漏らしている自覚は全く無い。 右頬の大怪我に一杯一杯のれいむは、身体の調整を維持できない程の錯乱状態になりつつある。 泣き叫ぶまりさとれいむ。 それぞれの悲しみの根源は全く違うものだが、悲痛な感情はどちらも負けてはいない。 「ゆっくりなおってね!! だんぼーるさんゆっくりしていってね!? ゆうううっ゛!! どぼじでなおらだい……? つっツッ!?」 舌を懸命に伸ばし、ダンボールの崩壊を食い止めているまりさ。 足元に水分が流れてくる感触を受けて、その不意打ち気味の衝撃に身体を大きく振動させる。 視線は、小川が流れてくる上流へと自然に向けられる。 そこで見たものは、大事なダンボールの床の部分に豪快なしーしーを染み込ませているれいむの姿。 まりさは悲しみから怒りに変えた後、れいむの丸い体へと突進していく。 「だんぼおぉるざんに、ゆっくりできないことをした、れいぶはじねぇえええっ゛!?」 「ゆぶうううっ゛!? ああぁああっ゛!! ゆがばがああああああっ゛!?」 寄り添うような幅で、仲睦まじく並んでいたまりさ達は、互いに大きく距離を取り始める。 まりさは大事な宝物を汚したれいむに対して、制裁行動の体当たりを行った。 れいむは予想していなかった打撃に抵抗することも出来ず、慣性に身を任せて転がっていく。 ようやく回転が止まった時のれいむの姿は、全身泥だらけの醜い風貌となっていた。 右頬の怪我は悪化の一途を辿り、大量の黒い餡子が駐車場へと流れていく。 れいむの足元は雪解け水でうっすらと水溜りが張っている。 あんよは、先程漏らしたしーしーの影響もあり、既に使い物にならないほど緩んでいた。 無理矢理移動を試みれば、地面に足の部分を残して、胴体とは離れ離れになってしまうだろう。 「どぼじでれいぶをつきとばずのおおおおおおっ゛!? うがあああっ゛!! がわいいれいぶをうらぎっだまじざはじねえええっ゛!!」 口だけは流暢に文句を言い放つれいむ。 しかし、れいむは恐怖で動ける状態ではなかった。 愛するまりさからの体当たり。 それは、確実に殺す為に繰り出された、躊躇など全く感じられない慈悲無き一撃。 れいむは絶望を感じ取っていた。 「れいぶがぴんちだよっ!? このままじゃゆっくりしちゃうよっ!! ゆっくりゆるしてあげるから、たすげでねっ!?」 それでも慈悲を求めずにはいられない。 助けてくれた後は仲直り、これだけ可愛い自分だからきっと捨てるのは惜しいはず。 何も心配はいらないのだと、湧き上がる絶望を押し込める様に、まりさへと救いを求めたれいむ。 「ゆっくりしんでねっ!! れいむはゆっくりできないゆっくりだよっ!!」 れいむのそんな甘い考えは、相方の拒絶と死の宣告で切り捨てられる。 ゆっくり達が、"ゆっくり出来ない固体" と、認識した相手に関してはとても厳しい態度をとる。 それが家族だろうと何だろうと関係ない。 制裁と言うオブラートに包んだ暴力行為で排除行動を行う。 潰した後は見下すのみ。 そこに救済は存在しない。 「ゆうううっ゛!? にんげんざん!! あのげすまじざを……?」 不利と悟ったれいむは人間に助けを求める。 先程、自分勝手に要求をしていた相手に援護を頼む。 愚かなどとは言ってはいけない。 何故ならば、れいむの餡子脳の中にある順位では、遥か下方の部分にあのお兄さんがいるからだ。 そのピラミット型にある優先表の、底辺カースト部分に位置付けられたお兄さん。 お兄さんはれいむ達とは離れた場所で、もくもくと雪かきの作業を進めていた。 「……」 「そんなところにいたのっ!? でも、ゆっくりゆるすよっ!! まじざをせいさいしてねっ!! ゆっ!? そのまえにれいむをたすけてねっ!!」 サクサクサクサク。 大きな雪の塊を横に放り投げるお兄さん。 「はーっ……腰いて」 「どぼじでむじずるのおおおっ゛!!」 「ゆぷぷぷぷ!! にんげんさんはまりさのみかたなんだよっ!!」 完全に無視されたれいむ。 まりさは口を窄めながら、勝ち誇った笑みと言葉を漏らす。 しかし、先程までまりさは、人間に助けを求めたれいむに脅威を感じたみたいだった。 顔面蒼白(のような状態)で震えていたのだ。 人間がれいむの味方をしたらどうしようと、解りやすいほどに焦燥しきっていた。 「ゆふふふふふふっ!!」 それが杞憂となったまりさは喜んだ。 目の前に転がるのは、汚くてゆっくり出来ないれいむ。 勝利は掴んだも同然の様に高笑いを始めた。 「いやあああっ゛!? れいぶの…れいぶのすでぎなあんよざんがあああっ゛!! ゆぎいいいっ゛!? ほっべざんのあんござん、ゆっぐぢどまっでねえええっ゛!! びぃやばあああっ゛!? れいぶじにだぐない……じにだくないよおおおおおおっ゛!!」 れいむは死期を目前にして、最後の抵抗を行う。 訪れる未来は何も変わらないと言う、その無駄な努力に満ちた悪あがきと呼べる行為を。 前後左右に身体を動かす事によって餡子が漏れ出すスピードが早まり、 中身と皮膚が外部に崩れ落ちる結果を齎し、死が予定の時刻より短くなっていく異常事態に気づかない。 全身の痛みは増すばかり。 泣きながら大口を開け悲鳴をあげていた最初の頃とは比べ物にならない激痛が走っている。 現在は硬く歯を食いしばり、瞼はこれ以上広がらない開放を行っていた。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎっ゛!? ああああああああああああああっ゛!!」 眼球を外部に晒し、周囲に走る血管に似た赤い線を無数に張り巡らせ、真っ赤に染まっていくその瞳。 黒目の部分は、焦点を合わす行動を放棄したように、細かく振動していた。 「……ゆげぇえっ……えれえれえれえれっ もっど…ゆっぐぢ……じだ…げぼぉおっ」 れいむは、口から大量の餡子を吐き出す。 激痛などの過度なストレスを受けた体が悲鳴をあげた結果だった。 そして、同時に生きる事を放棄した選択でもある。 れいむの死期は、まだまだ先にあったのだ。 この苦しみのピークを迎えるのは数分後。 そこまで生きる事を望まず、れいむは激痛が支配する頭の中で、無意識の内に死を望んだ。 ゆっくりしたかったハズなのに、ゆっくり出来るか解らない死を求める。 でも、この痛覚で埋め尽くされた現状から逃れる為には、唯一残された他に選びようがない選択肢。 そんな矛盾を込めた言葉を死の間際に放ったれいむの心境は、 死ぬ直前まで、後悔だけを残したゆっくり出来ない悔しさで一杯だっただろう。 駐車場に、生気を感じないれいむの身体から、緩い餡子が広がっていく。 ここでれいむのゆん生は幕を下ろす。 そのゆん生は、お世辞にも幸福だったとは言えないものだった。 まりさは、崩れかかったダンボールの内部から、苦しみに顔を歪めるれいむを見ていた。 助けを求めるれいむを見下すかのような冷たい視線と、嘲笑うかのような笑みを浮かべながら。 このまりさは、れいむに対して制裁を行ったと信じて疑わない。 その信念には理由がある。 同属殺しを回避するための、かなりグレーな方法。 それが、制裁。 主に奇形種、下種、レイパーや赤ゆなどの同属殺しに使われる行動をまとめて制裁と言う。 時には、このまりさのように、大切な物を汚されたという理由だけで実行されるケースも少なからずあった。 群れをしていた時のなごりとも言われているその習性。 同属を潰した死臭を誤魔化す為に使われた嘘が発端とも言われている。 だが、その真相はわからない。 物証が何も残されていないからだ。 とりあえず、制裁の言葉が餡子に染み付いているから使っているのは確か。 長年の生活と進化で身に付けた、忌むべき風習。 だが、これもゆっくりとしたゆん生を送るべき知恵のひとつなのだろう。 ゆっくりの生態や行動は、未だ謎の部分が多い。 完全に動かなくなったれいむを踏み潰したい感情に襲われていたまりさは、 身体をムズムズと震わせながら、飛び出さんとする行動を賢明に抑えていた。 今、ダンボールの外へと出て行けば、れいむの二の舞になると考えたのだろう。 先程のしーしーを吸い込んだ足の部分も、しっとりと濡れていたのでは尚更だ。 「じまんのあんよさんをゆっくりふいてねっ!! やさしくだよ? らんぼうにしちゃだめだよ! ゆんゆ~ん! ゆっくりきれいにしてねっ!!」 まりさは迷わず人間へと助ける求める行動に出た。 れいむより自分を選んだと言う自信がそうさせたのだろう。 幾分、上から目線で命令に近い言葉を発するまりさ。 「……」 「ゆ?」 まりさは濡れた足の部分を、気持ち上へと浮かせて待っていたが、お兄さんからは返答も行動も無し。 お兄さんは振り向きもせずに雪を平らにならしていた。 「ゆ? おみみがきこえないの? まりさのあんよさんをふいてねっ!!」 聞こえなかったのかと思いながら、再度大声を張り上げるまりさ。 それでも、お兄さんはまりさの方を見ようともしなかった。 まりさの疑問と不安は苛立ちへと変わっていった。 制裁によりれいむを排除した際の優越感は無くなり、人間への怒りが色濃くなっていく。 自分の状態を自覚すればする程、不遇の箇所が餡子脳へと的確に伝わってくる。 まりさの下腹部に広がっている染みは、背中にも侵食し始めた。 それに、これは、しーしーなのだ。 まりさはその事を考えた時、唐突にゆっくり出来ない感覚に包まれる。 怒りと高揚感は一瞬で消え去り、直後に強烈な嫌悪感に襲われた。 大きく口を広げ、だらしなく舌を外部へと垂れだしながら、喉の奥にあたる部分から声無き声を発し始める。 全身から感じるしーしーの匂い。 まるで自分が汚物の塊に変化してしまったかのような悪臭。 「うわあああっ゛!? しーしーさんはゆっくりできないいいいいいっ゛!! ぐざあああああああああいっ゛!! まりさけがされちゃったよおおおっ゛!?」 まりさは考えてしまった。 理解してしまったのだ。 しーしーは臭いと。 余りにもゆっくりしすぎている感覚だと思う。 だが、れいむに制裁を加えているまりさは満ち足りていた。 とてもゆっくりしていたのだ。 その対象が居なくなった時、初めて違う事例へと目を向けたまりさ。 自らに及ぼす不幸をしっかりと理解した。 「ゆぎいいいっ゛!? どぼじでええええええっ゛!! まじざはどっでもゆっぐぢできるゆっくりばのにいいいいいいっ゛!!」 まりさの体はれいむと同じくグズグズの状態だった。 れいむが内部に漏らしたしーしーだけで濡れた訳では無い。 ダンボールの上に釣り下がった氷柱から水滴が落ちていたのも原因の一つ。 その氷柱は屋根にぶら下がり、暖かくなった気温で少しずつ溶け出していた。 水の粒が滴り落ちる場所は、まりさ達のゆっくりプレイスの丁度真上の部分。 崩壊した屋根からダンボールの内部に入り、まりさの背中を濡らしていた。 数滴の落下まで時間の差が大きかった先程に比べ、今は断続的に降り続いている状態になっている。 半分仰向けになっていたまりさの背中が水浸しになっていく。 もう起き上がれない。 背中に全く力が入らないのだ。 無理に動けば裂けると考えたまりさは、動くことすら出来きずに身体を硬直させた。 「あっあああっ゛!? づめだいよおおおおおおっ゛! ゆっぐぢいいいいいいっ゛!! ゆっぐぢざぜでよおおおおおおっ゛!?」 ガタガタ震えながら泣き叫ぶまりさ。 ダンボールの屋根部分は、既にその役割を果たさず、直にまりさの顔面へと水滴が落ちる。 冷たく凍えるような水の玉を、氷柱から流れ落ちる瞬間から、自分へと落下するまでの動きを強制的に見せられたまりさ。 水を極端に恐れるゆっくり達にとって、拷問のような時間が続いていく、 「やだああああああっ゛!? あめざんごないでねっ!! あっちにいっでねっ!! どぼじでまじざにおぢでぐるのおおおおおおっ゛!? こんなに、おでがいじでるのにぃいいいいいいいいいいいいっ゛!!」 冷え切った水分がまりさを濡らし、身体を少しずつ削り取っていく。 小さなガラス玉がまりさに降り注いでいるかのようなその光景。 肌色の表面で球体が弾けて皮膚の表層を容赦なく抉り取っていき、まりさの全身が虫食い状態に黒ずんでいった。 豆粒位の穴の大きさは、落水が強まるにつれて徐々に広がりながら、内部に向かって深く深く掘り下げていく。 まりさの顔面付近は、自身の餡子で滲んだ黒い水の穴溜まりを無数に作り、水滴が跳ね上がる度にダンボールの側面を汚していった。 部屋中真っ黒に染まっていく現状と、弄られているような激痛にストレスを感じていくまりさ。 身体の奥から何かが込み上げてくる感覚に腹を捩る。 その時、まりさは視線の先で希望を見た。 「ゆっ゛!? ゆぐぶっ!! ゆぶううっ!!」 声にならない呻き声をあげながら、小さな希望に期待するまりさ。 吐き出そうとした餡子を強制的に身体の奥へと押し込んだ。 目線の先にあるのは、お水が絶え間なく落ちてきて、ゆっくり出来ない氷柱が揺れ動く姿だった。 その動きは微小で、じっと見ていたまりさで無ければ気づかなかっただろう。 まりさは、これで冷たい雨は降らないと希望を得たのかもしれない。 その様な儚く、哀れな期待を持ってしまったまりさは、生への執着を強めてしまった、 しっかりと見据えたまりさの目に映ったのは、お兄さんの自宅の屋根から滑り落ちてきた雪の塊。 氷柱部分と一緒に高い空から放たれた、まりさの命を狩り取る死神の姿。 「いやぁあああああああああああああああああああああっ゛!?」 最後の言葉となる咆哮を周囲に響かせたまりさ。 大きく開けた口の内部に、硬い氷の部分と柔らかい新雪が文字通り飛び込んだ。 綺麗に生え揃っていた白い歯を容赦なく砕いて喉の部分へと進入する異物。 その総量に耐えられなくなった頬の部分が横に裂けて、まだ蹂躙し足りないかのように塊は更に奥へと潜り込む。 全身を奪われていく感覚。 自分の中身を犯されているような苦痛。 叫びたくても声が出せない役立たずとなった自分の口。 ゆっくり出来ない軋む音が全身から響いてくる。 まりさの体は雪で覆われていたので、れいむのように餡子を吐いて終焉を迎えることも出来ない。 滲み出していく餡子が雪を黒く染めていく。 屋根から落ちてきた雪の氷結部分が、もう少しまりさを巧く砕いてくれたならば、即死の道を辿れたのかもしれない、 何処までも運に見放されたまりさの体は、徐々に体温を下げながら遺体なる運命を歩んでいく。 そして、埋もれた体を一際大きく跳ね上げたのを最後に、まりさは雪の中で死んだ。 まりさの宝物であり、誇りとも言えたダンボールのゆっくりプレイスは、泥と餡子に塗れて風格など何処にも無かった。 誰が見ても立派なゴミと認識されるだろうが、間違っても宝物だと言う人はいないだろう。 「……やっと雪かき終わった。よしっ! お前ら遊んでやるぜ……?」 お兄さんはスコップ片手に、意気揚揚と現場に足を踏み入れる。 そこで見たものは、駐車場にれいむが潰れて平たくなっている姿と、 同じく駐車場に存在していた、汚いダンボールと黒く滲んだ雪の小山。 「え…え? おいいいいいいっ!! 何勝手に全滅してんだよおおおっ゛!? うわああああああっ! ゆっくりできないいいいいいいいいいいいっ゛!?」 全てを理解したお兄さんは頭を抱えて取り乱す。 辛い雪かきで溜まったストレスを発散させようかと意気込んでみれば、ゆっくり達の姿は既に無く、 目の前に飛び込んできた状況を察すると、残されたの仕事が増えただけという最低な現実。 お兄さんはヒャッハーする事が出来ずに益々ストレスを抱え込む羽目になってしまった。 肩を落としながら自宅へと戻ったお兄さんは、 この悲劇を繰り返さない為に、悔し涙を流しながら今年の抱負を書初めに記す。 " 美味しいものは先に食べる " お兄さんは、その会心の出来具合に多少溜飲が下がったのか、微かな微笑みを見せる。 文字を見ながら何度も頷いた後、自室へと飾るため動き出したその時、外の駐車場から声が聞こえた。 「ゆゆゆ? ここはゆきさんがないよっ! とってもゆっくりできそうだよっ!!」 「そうだねっ!! ここにおうちをつくろうねっ!!」 がさがさと何かを広げる音と、ゆゆゆの声。 『『 ここをゆっくりぷれいすにするよっ!! 』』 プレイス宣言を聞いたお兄さんは直ぐに自宅を飛び出していった。 お兄さんは進入者に対して抗議を行うこともせず、大きな氷柱を手でへし折った後、その目の前にある丸い塊に尖った先端を向ける。 体を膨らまして威嚇をする二体のゆっくり。 お兄さんは、全ての鬱憤を晴らすかのように、地面にいる一体目掛けて氷の槍を投下した。 強気だったゆっくりが弾けて、周囲に中身が醜く広がる。 先程とは一転して叫び声と謝罪を撒き散らす、生き残ったもう一体のゆっくり。 それを聞いたお兄さんは、死んだゆっくりから甘くなった氷柱を引き抜きながら、満足そうに微笑んだ。 抱負を有限実行する為に残りの侵入者も美味しく頂きます。 甘くなった数本の氷柱を、生き残ったゆっくりの口に含ませて見ると、早速でました。 「あまあまをもっとちょうだいね!?」 その満面の笑みに、お兄さんが振り上げたスコップの背が、勢い良くぶち当たる。 綺麗な金属音が辺りに響き、衝撃がゆっくりの歯を細かく砕いて眼球を潰す。 咳き込みながら地面へとだらしなく体を広げるゆっくり。 虫の息で口から餡子を吐きながら、濁った遺言をぶつぶつとを呟く。 「…えれえれえれ…もっぢょ……ゆっぐぢじだがっ……だ…」 「いやっほおおおっ! すっきりいいいいいいっ!! 新年明けましておめでとおおおっ!!」 お兄さんの歓喜の声でゆ虐新年の幕が上がる。 周辺の民家からも同じような魂の叫びが昼間の空に吸い込まれていく。 今年は良い年になりそうだ。 ・ちょっぴり不幸なまりさとれいむとお兄さんのお話 内容はよくある自滅っぽいものでした 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、5点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 段ボールがゆいいつのきりふだか… -- 2011-03-07 01 42 40 ゆっくり共の愚かさがしっかりと書かれたいい作品ですね! -- 2010-09-01 14 04 33 絶望するゆっくりの心情が、しっかり描写されてて、 とても素晴らしいです。 -- 2010-07-20 17 13 24
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1494.html
基本種 ふんどしれいむの復讐 17KB 虐待-いじめ ギャグ 理不尽 飼いゆ 現代 愛護人間 独自設定 ぬる愛で注意 れいむが甘えた声を上げていた。 聞いただけで脳みそを掻き毟りたくなる、濃厚で粘りのある訴えを。 「ゆっゆ~ん! まりさはすてきだねっ!! れいむのおよめさんになってね!?」 「れいむはかわいいねっ!! とってもゆっくりできる、びゆっくりなんだぜっ!!」 れいむは、リビングの庭に通ずる大きなガラス越しに、汚い野良まりさとすっきり行為をしていた。 体を上下に動かす度に、ナメクジが出すような分泌液を、透明な窓へと塗りたくっていく。 …後からする掃除がとても億劫です。 「何をしているんだ?」 ガラス両面の一部に粘液を付けた犯人達に向けて、極めて冷淡な声を掛けた。 怒りを通り越して、呆れの方が強い。 「ゆ? おにいさん! しょうかいするよっ!! れいむのすてきな、はにーだよっ!!! 」 「まりさはのらだけど、ゆっくりできるまりさなんだぜっ! このとうめいないたを、ゆっくりどけてねっ!?」 この頭の悪いれいむは、俺が飯を食わせている飼いゆっくりだ。 特別な資格や能力も一切持っていないが、他のれいむ種と一目で違う点は、 赤く燃えるような色をしたふんどしを腰に巻いている事だろうか? 「あかちゃんいっぱいつくろうねっ!! れいむは、こそだてがじょうずなんだよっ!!」 「まりさはかりがとくいだよっ!! あかちゃんにおなかいっぱいたべさせてあげるよっ!!」 既に明確な将来設計を固めていたふんどしれいむ。 こんな餡子脳で申し訳ない。 でも、適切な躾は行っている。 「…野良とすっきりして、子供作ったら駄目だと言っていたよな。忘れたのか?」 「ゆんぁあああんっ゛!? ふんどしさんひっぱらないでねっ! おしりがさけちゃうよっ゛!?」 「れいむぅうううっ゛! やめてあげてねっ!! いたがってるよっ゛!?」 俺はれいむのふんどしを掴んで宙へと浮かせる。 腰の部分を強めに締め上げて苦痛を与えているため、空中散歩を楽しむ余裕は無いらしい。 まりさは家族気取りで、涙を流しながら躾の静止を求めてくる。 このまりさは正直ウザいかな? これは家族の問題だから口を挟まないで欲しい。 「全く。困ったもんだな」 「ゆうううっ゛!! おじりがじんじんずるよおおおおおおっ゛!?」 「れいむっゆっくりしてねっ!? ぺーろぺーろしてあげるんだぜっ!!」 空に持ち上げていた赤ふんれいむを床へと下ろす。 躾を行った際の痛みでれいむはお漏らしをしてしまったらしい。 前方に巻かれた褌の一部分が水分を吸収して染みがじんわりと広がっていく。 「ゆええええええんっ゛!! まじざにぎらわれじゃうよおおおおおおっ゛!?」 「だいじょうぶだよっ! おもらししてゆっくりできないれいむでも、まりさはぜんぜんへいきだよっ!! おかしなぬのをまいている、ゆっくりできそうもないれいむでも、まりさはがまんできるよっ!!」 泣いている赤ふんれいむに真面目に答えたまりさ。 それを聞いたれいむは、悲しみの表情を笑顔に変えて窓のまりさに向かって走り出す。 「ゆふっふうううんっ゛! まじざはゆっぐりでぎるよっ!! しあわせにしてねっ!?」 「ゆ~ん!! しーしーくさいれいむはびみょうだけど、ぎりぎりおっけーにしておくよっ!!」 透明なガラス越しでゆっくり達のラブラブちゅっちゅが始まる。 濃厚な接吻で窓に穴が開きそうだ。 あっという間に、甘そうな分泌液で薄汚れていく綺麗だったガラス窓。 しかし、本当に頭が可哀想なれいむだ。 飼い主として心配になってくる。 このまりさの暴言を、どの様な脳内変換をすればゆっくり出来る回答に辿り着けるのだろうか? 一遍、頭頂部を開いて調べてみたいものだ。 「やれやれ。ゆっくり行きますか」 俺は左右に首を振りながら、呆れ顔でコートを掴む。 そのまま玄関へと向かい、細かい雪が降り続いている外へと足を運んだ。 頬を赤く染めながら、上下運動を行うれいむとまりさ。 「ゆっ! ゆっ! ゆっ! なんだか、きもちよくなってきたよ!?」 「ゆゆゆっ!? ゆゆゆゆゆゆっ!!」 そのまま、すっきりしそうな勢いで喘ぐれいむ達。 全身を縦にのーびのーびしながら、相手の体温を貪欲に求めるその姿は称賛に値する。 だが、このまますっきり行為を完遂してしまうと、それぞれのお相手は透明なガラスさんだ。 つまり、結果的にこのゆっくり達は、ゆなにーをしてしまう事になる。 別にまりさはどうでもいいが、れいむに変な癖がついたらとても困る。 毎日毎日、ネバネバの汁がこびり付いた窓を拭くのは、真っ平ゴメンだ。 なので、この野良まりさには、赤ふんれいむに対する躾の役割を請け負ってもらい、尊い犠牲になって貰おう。 「ゆっ…? おそらをとんでるみたいっ!」 俺はまりさを持ち上げた。 ぬるぬるの体皮がとっても気持ち悪い。 失敗した。手袋を持ってくるべきだったよ…。 「おにいさんは、ゆっくりできるにんげんさんなんだねっ! ゆっくりしていってねっ!!」 浮かれ気分でご機嫌の野良まりさ。 ガラスの向こう側で、すりすりクライマックスを迎えようとしたれいむが、俺に抗議を訴えてきている。 どうやら、最悪の瞬間だけは免れたらしい。 危ない危ない。まさに危機一髪。 「ゆんゆーんっ! おそらさんはゆっくりできる……よ?」 持ち上げていたまりさをそのまま投擲。 更なるお空の旅をお楽しみください。 「ゆわあああっ゛!? あがごえぎげえあげえええっ゛!! おぶじぃい、ゆびゅうぐっ゛!?」 「うわああああああっ゛!? まじざあああああああああっ゛!!」 赤ふんれいむの視点からまりさの姿が消える。 その不思議な体感現象を、『まるで、お空を飛んでいったかのようなスピードだった』と、後にれいむは語った。 まあ、実際に飛行して行ったのだから間違いでもない。 「ゆわっ゛!? うごげっ゛!! ぶごえぇえええっ゛!?」 みっともなく地面を転がっていく野良まりさ。 元々薄汚れていた身体は、庭の泥で益々汚くなってった。 「いだいよっ゛!? どぼじでごんなごと……」 顔面を俺の方に向けて、お決まりの言葉を口にしていたまりさの抗議が止まる。 何故ならば、俺に大事なお帽子があっさりと取られたからだろう。 隙を見せたまりさが悪い。 「かえじでっ゛!? まじざのすできなおぼう…うわああああああああああああっ゛!?」 又も、明確な言葉を紡げず最後は甲高い悲鳴をあげたまりさ。 目の前で素敵なお帽子がいきなり解体されていては交渉どころではない。 黒い紙切れと化した帽子の破片が、まりさの足元へと降り注ぐ。 「…ゆ…うわあああっ゛……ゆわあああああああああんっ゛!? まじざのゆっぐぢしだおぼうじがぁああああああああああああっ゛!?」 まりさは焦りながら黒い破片を舌を伸ばして一箇所に集め始める。 しかし、泥水を吸った帽子のパーツは急速に萎びていく。 修復させるどころか、破片で出来た大きな泥団子を捏ねている様なまりさの姿。 それでも諦めずに、必死で帽子の復元を試みている。 「ゆっ…ぐぅうっ…ゆぐううううううっ゛!?」 まりさの努力と健闘空しく、大方の予想通りに泥の塊以上の物体から昇華しなかった。 製作した黒団子を、視点を色々と変えながら確認しているまりさ。 様々なポジションから見ても自分のお帽子に似ても似つかない物体に絶望しているようだ。 「これに懲りたら、俺のれいむに近づくんじゃないぞ? 解ったな?」 「ゆぶうううっ゛!! まじざの…まじざのおぼうじがああああああっ゛!?」 俺はまりさに声を掛けてその場を後にする。 この野良まりさは、言葉使いこそ悪いが根は腐っていないはず。 強く生きてください。 良い奴かもしれない野良まりさを置き去りにして、俺は自宅へと向かった。 扉の閉める音が玄関に響く。 それを待ち構えたかのように、涙を流した赤ふんれいむが俺に詰め寄ってきた。 「おにいざんっ゛!? まじざはっ゛! れいぶのまじざはどうじだのっ゛!?」 「うー、外は寒かったぜ。はい、れいむお土産だ」 俺はれいむの頭の上に黒い切れ端を乗せた。 先程、まりさの帽子を解体した時の一部を、こっそりポケットに忍ばせておいたのだ。 「…まじざは? まじざは……どうしだ…の?」 「野良まりさはずっとゆっくりした」 れいむの身体が硬直する。 「あのまりさは、お前を利用してお家に入ろうとしていたんだ」 お兄さんの声が右から左へと流れる。 「俺はそんなまりさを制裁した。悪いことではないだろ?」 れいむは涙を流しながらまりさの顔を思い浮かべた。 「だって、このゆっくりプレイスの長は俺なんだ。当然、全ての権限は自分にある」 れいむは歯を食いしばり目の前の敵を見据えた。 その眼差しを意ともせずに溜息を付きながら家の奥へと消える長。 復讐の炎を瞳に宿したれいむが、まりさの仇を取る為に行動を起こした。 台所で何やら奮闘している、ふんどしれいむ。 その腰に巻いた褌は赤から白へと色を変えていた。 赤ふんは、今ごろ洗濯機の中の奔流に揉まれて清潔になっている事だろう。 「ゆーっ! ゆーっ!! ゆっくりでてきてねっ!!」 白ふんれいむは、慎重に透明なシートをお口で引っ張り出している。 それは薄くて耐熱性に優れたラップだった。 破らないように注意しながら、れいむはずりずりと後へ下がっていく。 「これがあれば、おにいさんもゆっくりできなくなるよっ! まりさのかたき……あーっ゛!?」 ぶつぶつ言いながら後進していたれいむは、乗っていたテーブルの上からまっさかさまに落ちた。 つい最近、れいむはラップを足の部分に巻かれるお仕置きをされた。 進もうとしてもツルツル滑って、前方に全然進めなかった事を思い出したのだ。 必死でお皿に向かうれいむを嘲笑うかのように、『ご飯さんはいらないのかー?』と、下げられて、 おトイレには間に合わず、お漏らしした画像をぷろぐさんに乗せられた屈辱。 その積年の思いもついでに晴らすために、恐ろしい復讐が実行される…予定。 「ゆっふっふっ! れいむはじぶんのさいのうがこわいよっ!!」 落下した時に後頭部を強打したれいむは、涙を滲ませながら呟く。 廊下の中央には、一枚の大きなラップが敷かれていた。 それも無造作に。 何の工夫も無く。 「さあ、ゆっくりくるしんでねっ!!」 れいむは絶大なる自信を持ちながら復讐を始める。 「…ん?」 俺は洗濯物を乾燥機に入れた後、れいむの様子を確認する為にリビングへと足を運んでいた。 その途中、奇妙な物体を目にする。 廊下に広げられた大きな一枚のラップ。 俺は首を傾げながらそれに近づいていく。 その時、何処からか視線を向けられている事に気づいた。 「……アイツは何してんだ?」 れいむが丸い身体を半分程廊下側にはみ出させて、にやけた顔をしながら片目で俺を観察している。 そこで俺は全てを理解した。 「全く……困った奴だぜ!」 「ゆゆっ!?」 俺はダッシュでれいむの側に駆け寄り、れいむを持ち上げた。 そして、れいむのあんよにラップをセット。 「いくぞ! れいむっ!! ゆっくり楽しめよっ!?」 「ゆっ! ゆゆっ!? ゆゆゆゆゆっ!!」 れいむはカーリングごっこをして欲しかったのだ。 数日前にラップでお仕置きした後、鞭ばかりでは良いゆっくりに育たないという事で、 飴成分のお遊戯として俺が考え出した、" カーリングれいむ にーまるいちまる " 「ゆっ゛!? ゆわあぁああああああああああああああっ゛!!」 フローリング製の長い廊下を滑るように走っていく白ふんれいむ。 その歓声はとても楽しそうだった。 思いのほか好評で嬉しい限りですな。 「うん。元気でよろしい」 壁に顔面から激突して緊急停止したれいむ。 その際にお漏らしをしてしまったので、褌は青色に着替えをさせてもらったらしい。 「これなら、ゆっくり…ひっく…ゆうううっ゛!」 悔しさをバネに変えて、青ふんれいむは新たな罠の設置に取り掛かる。 物差しの様な形をした棒状の板を口に咥えながら廊下を移動していくれいむ。 「ゆっ゛! れいむはがんばるよっ!! まりさみててねっ!!」 頭に乗せているまりさの形見に声を掛けながらトラップの完成を急ぐ。 れいむは、この物差しでお尻ぺんぺんを何度もされてきた。 丸い臀部が真っ赤に腫れ上がり、床に座るのにも激痛が走る異常事態。 この桃尻生産棒に、れいむは何度も泣かされて来たのだ。 最近は、『けつでかれいむ』やら、『おさるれいむ』などの記録写真も取られている。 その積年の思いもついでに晴らすために、恐ろしい復讐が再度実行される…予定。 「ゆっふっふっ! れいむはじぶんのさいのうが……さいのうが…!?」 物差しが廊下の溝に引っかかって、柔らかく撓っていく。 れいむは、一生懸命に押して外そうとしている。 押す。押す。押す。 まるで引くことを知らない猛牛の様に前進を続ける。 「ゆぐーんっ゛!? ゆっぐぢはずれでっ゛……ゆっ゛!! あああああああああぁあああっ゛!?」 限界まで撓った物差しが棒高跳びの原理で、れいむの身体を空中へと押し上げる。 そのまま廊下の壁に吸い込まれていくれいむ。 また少し、青い褌が汚れた。 れいむは、ちょっぴり不安を持ちながら復讐を始める。 「ゆっくり~。していって下さい…え?」 乾燥機から洗濯物を回収した俺は、またも奇妙な物体を目にする。 いや、今回は奇妙な光景と言うべきか。 「また何かしてるぞ?」 廊下の壁に、三本の長い棒を斜めに立てかけて、 棒と壁の間に出来た三角スペースに身体を潜り込ませているれいむの姿。 思いっきり丸見えである。 一体、何がしたいのだろうか? れいむは、"キリッ" と、した顔をしながら俺を見つめている。 そこで俺は全てを理解した。 「全く……困った奴だぜ!!」 俺はマッハでれいむの側に駆け寄り、れいむを持ち上げた。 そして、れいむを衣装ケースに入れて、三本の棒を縦に置く。 「よし! れいむっ!! ゆっくり頑張ってねっ!」 「ゆっ! ゆゆゆっ゛!? ゆゆゆえええっ゛!!」 れいむは、結界遊びをしたかったのだ。 物差しで尻を叩くお仕置きした後に、鞭ばかりでは良いゆっくりに育たないという事で、 飴成分のお遊びとして考え出した、" 結界れいむ いのちぎりぎり " 俺がケース内へ投入した、"とっても、ゆっくり出来ない何か" が、結界れいむに迫る。 「ゆっ゛!? ゆわあぁあああぁおおおおおおっ゛!! だにごれぇええええええっ゛!?」 全然ゆっくりできない物を防壁する事で、優越感に浸るお遊び。 群れで行う習性の名残らしいのだが、最近は特技として自慢できる技術にもなっているようだ。 もしかしたら、青ふんれいむの取り得が増えるのかもしれないっ! 技術が向上したら資格を所得するのも良いな! れいむの発する声はとても楽しそうだ。 思いのほか好評で嬉しい限りですな。 「うん。元気でよろしい」 すっかり痩せ細ったれいむがリビングに転がっていた。 当然、アレが迫ってきた時の恐怖でお漏らしをしてしまったので、褌は青から金へと色を変えた。 「ゆぅうっ゛!! まじざのがだぎはどれながっだよ……」 頬を涙で濡らし、謝罪を口にする金ふんれいむ。 もう、全て出来る事はやり尽くした。 今から、お兄さんから潰されてゆっくりするだろう。 復讐は…失敗に終わったのだ。 「さあ、れいむをおやりなさいっ!!」 れいむはリビングに入ってきたお兄さんに向かって切れのある声で叫ぶ。 その潔い姿は、まるでまな板に乗る鯉の様に、全てを悟ったような良い顔をしていた。 「は? 何しているんだよ。新しいお遊び?」 「ゆ?」 お兄さんは、れいむの行動が心底解らないと言う表情で、首を傾げていた。 予想外の反応を受けて、れいむはあっけに取られている。 「ゆ? ゆ? れいむは…」 「お前が変なのは何時もの事か……まあいいや。ご飯持ってきたぞ」 れいむの仕掛けた罠は、お兄さんにトラップとしての脅威は与えなかった。 ただ、遊んで欲しいから自分におねだりに来ただけ。 お兄さんの中では、れいむが裏切り行為を行ったとは夢にも思わず、 飼いゆれいむの現状は、以前と全く変化はしていなかった。 「ん? 食べないの? これ嫌いだっけ? 参ったな……ちょっと高いの食うか?」 何時もの視線でれいむを見つめるお兄さん。 その眼差しを受けながら、れいむはぴこぴこを上へと振りかざし、大きな声をあげる。 「たべるーっ!!」 金ふんれいむは、最善の選択を導き出した 「むーしゃむーしゃ! しあわせーっ!!」 「美味いか? もっと食え。今日のれいむは身体がガリガリだからな」 「…れいぶうううっ゛!! ゆっぐぢじでいっでねっ!?」 「きょうはおなかがすいたよ! ごはんさんがとってもおいしいよっ!!」 「うむ。それは良い事だ」 「ゆゆゆっ゛!! ちょうだいねっ!! まじざにゆっぐぢちょうだいねっ!?」 「ゆんゆ~ん♪」 「れいぶうううっ゛!! どぼじで、むじずるのおおおおおおおおおっ゛!?」 「……はあ。五月蝿いな…」 俺はガラスの向こう側で騒いでいるまりさを見た。 瞬時に俺の視線を認識したまりさは、この窓を開けろと騒ぎ出した。 金ふんれいむは野良まりさを一目も見る事無く、ご飯を口へと運び続けている。 「まりさは、とってもゆっくりできるんだよっ! いまあやまってくれれば、れいむのおよめさんになってあげるよ!?」 まりさの言葉使いはそれなりだったが、形相はとっても必死。 まるで、全く売れない芸人の顔芸を髣髴させる 今にも頭から餡子噴出しながら死にそうだ。 つい先程、俺と離別した時には泥だらけの体だったが、現在は全身満遍なく傷だらけになっている。 多分、帽子が無いから他のゆっくり達に、ボコボコにされたんだろう。 「れいむ~♪ まりさはすてきなんだよ! かしこいんだよ!! ゆんゆ~ん♪ ゆっ! くり!! していってねっ!? きめっ!!」 ポーズが決まったと感じているまりさの頭の上で、黒い塊がコロコロと左右に転がる。 これは、俺が裂いた黒帽子だった物のなれの果て。 俺は溜息を付きながら、隣でご飯を食べているれいむへ声を掛けた。 「おい。お前のお嫁さん候補が来ているぞ?」 「ゆん?……れいむしらないよ?」 俺が思った通りの疑問を口にしたれいむ。 それはそうだろう。 お飾りが無いゆっくりは、ゆっくりでは無いのだ。 「どぼじでえええっ゛!? まじざど、あんなにあいじあっだどにいいいいいいっ゛!?」 「れいむのまりさは、ずっとゆっくりしちゃったんだよ? ゆっくりできないゆっくりはしらないよ?」 俺がまりさを潰したと金ふんれいむには教えている。 帽子の欠片という遺品を与えて信憑性を増したのも計画通り。 これだけ死んだと刷り込まれた記憶では、お飾りの無いゆっくりを識別する事は不可能だろう。 「むーしゃむーしゃ! しあわせーっ! おかわりちょうだいねっ!!」 「はいはい。もう少し綺麗に食え」 「れいぶのばがああああああっ゛!? うっばあああああああああん゛!!」 まりさは泣きながら庭から出て行った。 その際、頭から地面に落ちた黒団子が、庭に設置していた物置の下にある隙間へと転がり込む。 後から紛失に気づいて探しに戻って来ても、絶対に見つからないように回収しておこうか? でも、寒いからいいや。あの狭い隙間に入れるとは思えないし。 「それにまりさはここにいるからね! ずっとれいむといっしょだよ!!」 金ふんれいむは黒い切れ端を取り出した後、慈しむように頬を摺り寄せた。 大事な思い出を蘇らせるようにじっくりと…じっくり…。 「ゆっ! ゆっ! なんだか、からだがあつく…」 「あー、手が滑ったー、ごめーん。れいむー」 俺は発情したれいむに向けて、グラスに入っていた水を少量ぶっ掛ける。 殆どピンポイントで黒い物体へと直撃させた。 「ああああああっ゛!? れいむとまじざの、おもいでのけっしょうがああああああっ゛!!」 「ごーめーん。今直すからー」 黒い切れ端を指先で摘んで、圧縮しながら転がす。 まるで鼻くその様な形になった球体を指ではじく。 「あ。無くなっちゃった」 「うわああああああああああああああっ゛!?」 ごくごく自然な演技をした俺は満足そうにれいむを撫でる。 れいむはとてもゆっくりしていない表情をしていたが、これは一時的なものだ。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐぢでぎないいいいいいいいいいっ゛!?」 なんとっ? 『ゆっくりしていってね』の、オウム返しを出来ない位にれいむが追い込まれているだと!? 「しょうがない!! 俺がゆっくりさせてやる!! すーりすーり!!」 「いやあああっ゛!? おひげさんがいたああああああいっ゛!!」 これでも駄目か!? だが、俺は諦めない! 絶対にれいむをゆっくりさせてやるぜ! 「いやあああんっ!? おにいさんはげしすぎるうううっ゛!! らめえええっ゛!! れいむおかしくなっちゃううううううっ゛!?」 金ふんれいむの身体を弄るお兄さん。 その光景は、とても幸せそうに見えるが、そうでもないのかもしれない。 でも、この生温く不器用な関係は、これからも続いていく事だろう。 ・トラップマスターれいむのお話 今回もぬる愛で ・色々な既出設定をお借りしました 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、5点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 赤ふんれいむ可愛いなw -- 2017-01-29 15 04 14 赤ふんれいむのお馬鹿な所が何とも言わないな~w グチャグチャに甚振り尽くして蹂躙し尽くすのも好きだけとこう言うのも好きだわ。 -- 2013-07-28 02 44 52 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwコメントの中学生にwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww爆笑し過ぎてwwwwwwwwwwwおしっこ漏れそwwwwwwwあっダメだスカート濡れるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぷすすすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2013-06-24 17 32 30 虐待行為にひんよくな くそじじいがいるよ~~ わからないよ~~~ きっと共同価値感が崩壊もしくは 自分勝手・自己中心なんだよ~~ そんなやつはゆっくりしんでね~! -- 2013-03-30 20 35 27 中学生が湧いててワロタwwwwww -- 2013-03-09 22 43 35 いやこれ普通におもしろいよ。こんな可愛いれいむ久しぶりに見ましたぜ。それに優遇優遇言うけど自分で書いたssのキャラに愛着を持つのは当然だと思います。ていうか作者の自由ですし、ギャグって書いてあるんだから考えようね[大作家さま]とやら。 -- 2011-07-29 00 30 26 ↓やぁ『作家』さん。君はこんなところで油を売るより、早く新作を書いた方が有意義だと思うんだけど? さぞかし面白い話が書けるんだろ? SSでさえ金がとれるほどの人気作家さんなんだろ? じゃあ君の書いた小説を読ませてくれ、金払うから。 -- 2011-07-25 21 44 22 ↓はぁ?この俺のSSをただで読もうとか世の中舐めてんのかハゲが お前みたいな低所得者がこの俺のSSを読もうなんて100年早いんだよボケが -- 2011-07-14 19 11 06 ↓じゃぁおまえがおもしろいssかけや ちんかすのくせにいきがってんじゃねぇよ -- 2011-07-09 00 22 20 で?赤ふんれいむへの虐待は? 自分の考えたオリジナルキャラを優遇したくなる気持ちも分らんでもないが つまらねえんだよボケ -- 2011-06-28 20 59 38 漏れいむ -- 2011-01-10 21 06 13 野良ゆっくりに善良など居ません 見つけたら即刻駆除するのが市民の責任です -- 2010-09-20 18 35 39 馬鹿な霊夢も可愛いし、それを溺愛するお兄さんもまた面白いなぁ。このコンビ好きだ。 -- 2010-08-24 02 06 32 よくもらすれいむだな -- 2010-07-29 19 39 15
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/368.html
まえがきという名の弁解 ゆっくりを全然いじめてない上につまらないです 後半と前半でテンションがまるで違います ゆっくりらしい台詞はほとんど出てきません 一応ドスものです それでも構わんという心の広い人だけ読んでね 見ただけで気が触れそうな満月の夜。 人も近づかない、近づけないような森の奥深くを、ゆっくりと丸い巨体が進んでいく。 そのまん丸い巨体の頭頂部にのった巨大な黒いとんがり帽子。 ドスまりさだ。 しかし彼女はどうやら普通のドスとは様子が違った。まず髪に信頼の証の飾りがなく、 いつでも楽しそうなゆっくりと違い、一言も喋らず、やや物憂げな顔で歩みを進めている。 帽子の中にいくばくかの必需品はあるが、他のゆっくりなど一匹も入っていない。 このドスは他のゆっくりから信頼されていないのか? いや、違う。どのドスよりもこのドスは信頼されていたし、このドスもそれを自覚していた。 だからこそ、権威をふりかざすような真似に必要性を見出せず、飾りをつけようとするゆっくりをやんわりと断っていた。 帽子の中に他のゆっくりを格納しないのも、他のみんなに自分に守られるだけの存在になってほしくなかったからだ。 このドスはかなりの過酷な経験をしてきた。普通のゆっくりの時も、壮絶な生を生き抜き、ドスになれた。 ドスになり、群れを作った。その頃は飾りもつけ、帽子の中にゆっくりを入れて運んだり、遊んでやり、普通の標準的なドスだった。 いつまでも群れの幸せが続くと思っていた。しかし、それは間違いで。 やはり標準的なドスの群れのように、群れはゆっくり崩壊に近づき、やがて自分だけが生き残る。 生き残り、また群れを作った。また崩壊させた。 ある時は人間に騙され、ある時は反乱勢力が台頭し、ある時は自分たちを捕食するものに襲われ、ある時は… そうした繰り返しの中、幾度も守るべきものを奪われ、それでも崩壊しそうな理性をつなぎ留め、歯を食いしばり、目から餡子を流しながらこのドスは生きてきた。 そうしてようやく気づいた、自分がゆっくりを守るだけでは駄目なのだと。 己を己が守れるようにしてやり、自分はそれを精いっぱい手助けする。それこそが崩壊を防ぎ、群れを長続きさせる最善なのだ。 強烈な一つの個ではなく、小さな個を集めて強大な一つとする。それがこのドスのたどり着いた結論。 そのための群れの掟や、制度、システムを、実験を繰り返しながら練り上げた。 その途中で、人間という存在は自分たちと切り離された。彼らとは、出来るだけ関わらない方がいい。 そして、人間も滅多に入り込まぬ森に居住区を移した。 リスクはあった。外敵の存在、人すらあまり手をつけない自然環境。 しかし、それは普通のゆっくりに限った話。このドスになら、人間を含む、大抵の外敵は相手にならなかったし。 多少の危険な場所も、乗り越えていく強靭さがあった。 そしてその場所の下見を存分に終え、普通のゆっくり視点での対処法や生活方法を編み出し。 それを根気よく教育した。教育し、そして多少の手助けはするものの、決して全面的に支援することはなかった。 巣はあくまで自分たちで個別に作らせた。ドスを中心とした一つの巣は、ドスに対する甘えを呼ぶ。 そして自分たちで開拓させることにより、自分たちはこの環境に勝てるという意識を植え付ける。 普通のゆっくりでは無理だろうと思えるようなことだけは手伝ったが、他の事は一切手伝わなかった、指示も出さなかった。 それは普通のゆっくりなら、群れのボスとしての仕事を放棄した怠慢だと思ったかもしれない。 事実そう思ったゆっくりもおり、公然とドスを批判する者もあった。 「ドスはなんでまりさたちをてつだってくれないんだぜ!?みんなでたすけあってこそのむれだぜ!」 だがドスはそんな意見には取り合わず 「不満があるなら出て行っていいよ、ここよりゆっくり出来ると思うところがあるなら」 その言葉に憤慨し、出て行ったゆっくりも少なくない。だがドスは気にしなかった、残ってくれたものがいるのだ。 しかし、中には多くのゆっくりを言葉巧みに扇動し、少しでも大きな群れにして出ていこうとするものもいた。 そういうゆっくりだけは、秘密裏にドスは殺した。 普通のドスは群れのゆっくり、いやすべてのゆっくりの命に対して強い執着と保護心を持つものである。 まれにドゲスという命をなんとも思わないものもいる。 しかしこのドスは、あまりに多くの死に触れたため、すでにこのどちらでもない精神をもっていた。 自分はこの弱きもの達の圧倒的上位にいるのだから、管理せねばならない。 それは、動物の生息地をなるべく自然の状態で保護する研究者や、植物などを植え育て、森などを作る人間のようなそれであった。 管理者。そう、自分は群れのリーダーではない、管理者だ。 群れを崩壊に導きそうな悪い芽は潰す。そこには命を奪う快感も、罪悪感も、後悔も、何もなかった。 慈悲もなく、許容もない。 次に食べられる植物や生物などの教育を終え、ある程度生活環境が整い始めたら、外敵に対する対処を教え始めた。 いや、それは教えなどではなく、訓練であった。 狩りに出向ける個体に、ゆっくりでも協力すれば倒せる外敵に対しての戦闘方法を訓練させた。 チームワークを教え、何度も仮想敵に対する訓練を行う。 そのハードすぎる訓練に、脱落するゆっくりも少なくなかった。 その中で、本当についていけなかったものは訓練をやめさせ、別の仕事につかせることにした。 そういうゆっくりは元来こういう仕事に向いていないものなのだ。なので、子守や安全な地域の植物採取などを行わせる。 中には、ダルイ、ゆっくりできないなどの理由で訓練を放棄するものもいた。 その中で本当に疲れたふりをして訓練を抜けようとするやつは、戻らせて徹底的にしごいた後に、他の狩りゆっくりに命令を下す指揮官の教育を施す。 単純にゆっくりできないから反抗しているものは、大半は軽めの体罰をつけて戻らせた。 中にはそれに対してすら徹底的に反抗するものもおり、そういうものは群れから出てもらった。 ここでの振り分けはこうだった。まず普通に訓練を続けるゆっくり、こいつらは特に問題もない普通の狩りゆっくりになるだろう。 次に騙してサボろうとするゆっくり、こいつらは多少知恵の回る奴らだということで、生き残るためなら存分に知恵をしぼりだすだろう。 次に反抗するゆっくり、体罰を受けて戻るなら、それは自分本位ながらも多少の状況は判断できるということだ、どうにもならない状況なら自分のためにがむしゃらに生き残ろうとするだろう。 そして最後まで反抗したゆっくり、そこまで嫌ならこいつらの性根はそれまでである、頭も回らず自分の嫌なことにただ拒否するだけ。こういうのは危険にあっても状況がわからず、みじめに叫んで死ぬだけだ。 そうしてゆっくりをふるい分け、最終的な訓練卒業として外敵との実戦に移ってもらう。ある数の部隊にわけ、一つずつこれを行った。 この時、ドスは後ろでその光景を眺めていた。 戦闘が始まり、ある部隊は快勝を続けた。ある部隊は窮地におちいる。その中で、自分たちで奮起し、何とか勝利をおさめる部隊もあった。ある部隊は後ろで見ているドスに助けを求めた。 だがドスはどれだけ助けを請われようと、どれだけ惨たらしく群れの仲間が目の前で殺されようと、決して手を出さなかった。 ある部隊はドスが絶対に自分を助けてくれないだろうことに途中で気づき、絶望的ながら辛くも勝利をおさめた。ある部隊は最後までドスに助けを求めながら全滅した。 実戦が終わると、ドスは部隊の成績によって役割を与えた。前線で狩りをする部隊、狩りをしながらその部隊を護衛する部隊、居住区に残り守る部隊。 それはあたかも人間の軍隊のようであった。 中には教育や訓練をドスが任せるゆっくりもいた。いつまでも自分がやるわけにはいかないのだ。 そうして狩りの教育を終え、食糧が潤沢になってきたところで、食糧制度に手をつけた。 本来ゆっくりは冬以外に食べ物をため込むことはない、取ったら取っただけ、食べられるだけ食べる。 そして普通のドスの群れはそういう事態を憂い、食糧を一か所に集め、管理し、食べない分を非常用として保管する。 だが、それが一部のゆっくりの不満や懐疑を招き、結局反発され、群れが崩壊した例も少なくない。 では、どうするか。ドスはこれに大いに悩んだ、何せ食糧管理は反発を招く恐れもあるが、食料供給の安定した維持にこれ以上の手段はない。 そこでドスは食糧管理の仕事をわけることした。 つまり、食糧を集めるゆっくり達、集められた食糧の量を管理するゆっくり達、その食料の量を聞き分配するゆっくり達。 これによって相互をある種の緊張状態にし、互いに監視させ、一部の独走を阻止しようとしたのだ。 すなわち、食糧調達部隊は、その食料を献上しなければ、食糧管理部隊にすぐさま疑われる。 次に食糧管理部隊は、その食料を正確に管理しなければ、分配部隊に疑われる。 そして分配部隊は、それを正確に分配しなければ、たちまち分配される皆から疑われる。 多少の歪みは出るかもしれないが、致命的な崩壊には繋がりにくいとして、ドスはこの方法を選んだ。 そして、管理、分配の仕事はなるべく頭の良く、公平性があって信頼されているゆっくりでなければならない。 故にこの仕事につくゆっくりを、ドスは皆の推薦による選出と投票で選ぶことにし、もし選ばれたゆっくりに不満があるならば、一定数の投票で辞めさせられることにした。 そしてさらに、一定のサイクルで浄化するために、ある期限ごとに管理分配の仕事につくゆっくりを全員一旦やめさせ、もう一度選びなおす制度も導入した。 それはゆっくりによって形成された、未熟な政治制度のようなものであった。 ドスはゆっくりと色んな制度を導入し、根気よく教え込んだ。 そしてドスの手を借りずにそれが運営されていくようになると、後は全てを任せて手を引いた。 群れの運営がスムーズになり始めてから、遠くの地からドスが直接頼み込み、ゆうかりんを連れてきて農耕制度を作った。 さらに月日が流れ、世代交代にさしかかる頃には、教育制度を狩りの教育や、管理分配の教育、農耕の教育などにわけ、色んな仕事を選べるようにした。 すでに自分の手をほぼ離れて歩いて行く群れをゆっくり眺めながら、ドスは満足していた。 ようやく、自分の理想郷を作ることが出来た、と。ゆっくりがゆっくり暮らしていける理想郷を……。 そこはまさにゆっくり郷とも呼べるものであった。 だが最後に一つだけ、ドスは群れの中で自分だけが行う仕事を持っていた。 すなわち、罪を犯したゆっくりに対する、裁きと罰の執行を……。 夜の下を行くドスが、ある巣の前で止まった。 目的地だ。 その巣の中から、悲鳴のような声と耳が腐るような嬌声が聞こえてきている。 ドスがため息をつく、が、それには何の感情もこめられていなかった。 そしてゆっくりと、気づかれないように中を覗き込んだ。 中には一匹のゆっくりまりさとゆっくりアリス、そしてゆっくりれいむの親子がいた。 だがれいむ親子の様子はおかしい、親と比較的大きいれいむは動けないように痛めつけられ。 まだ交尾に耐えられないと思われる小さなれいむは、アリスによる一方的な性的暴行を受けていた。 「いやあああああああやめじぇええええええいじゃいよおおおお!!!」 「はぁっ!はぁっ!いやぁぁぁぁんかわいいいぃぃやっぱり犯すならちっちゃいゆっくりだわぁぁぁ!!」 親や他のれいむは涙を流しながら「やめてぇ…」「こどもだけはたすけて…」などと弱々しい声で呻いている。 「ゆっへへへ、やっぱりアリスのこうびをつまみにたべるのはさいこうだぜ!!」 そしてまりさはその隙に巣にあった食料をむーしゃむーしゃと食べていた。 押し込み強盗である。 実はこの二匹、最近この郷では有名な犯罪ゆっくりであり、すでに二件の被害報告が届けられている。 どの一家も無残に惨殺され、巣を荒らされていた。 さっき言ったように、ドスはゆっくりに対する裁きを行ってはいたが、それは普通のゆっくりには手に負えないと思われるものだけであった。 このドスの郷には、警察のような役割をもつゆっくりも、裁判もちゃんと存在する。 だがそれでは立ち行かないものがある……。法の手をすり抜け、悪事を続けるゆっくりは後を絶たなかった。 そんなゆっくりを、ドスは心底憎んだ。自分の作ったこの郷を、荒らすものだけは絶対に許さなかった。 ギリギリまで事件解決を見守っていたが、一向にゆっくり郷の警察ゆっくりでは犯人が捕まりそうな様子はない。 長く生きた知恵か、この二匹が次にどこで犯行をするかを予測したドスは、自分だけで制裁を加えるために動いた。 ドスは中の様子を確認した後、そこに向かって「出て来い」とだけ、ただ一言だけ言った。 それだけで十分だった。 色の変わらない体表が本当に青くなるんじゃないかというような顔をして出てきた二匹は、 ドスにすがりつき、必死に言い訳を始め、媚びへつらった。 「ゆるしてほしいんだぜ!まりさたちのいえにはたべものがたりなかったんだぜ!」 「そうなのよ!ついでにすっきりできるゆっくりもたりなかったわ!」 「ゆっ!これはきっとかんりふやぶんぱいふのやつらがわるいんだぜ!」 「そうよ!そうよ!それにどすといえどもむれのゆっくりをころしたりはしないわよね?」 「そうだぜまりさたちはなかまのはずだぜ!ゆるすべきなんだぜ!」 それは聴くに堪えない理屈だったが、ドスはしゃべり終えるまでじっと押し黙ったままであった。 そして何の反応も返さないドスに二人が不思議がっていると、ドスがようやく口を開いた。 「死ね」 そのまま開いた口から溢れる光が、二匹の見た最後の光景だった。 その二匹だけを焼き尽くすために威力を調節したドスパークの照射が終わると、ドスは巣の中に話しかけた。 「大丈夫、れいむ?動ける?」 「ゆぅ…なんとかうごけるよ…」 弱々しいながらも返事が返ってきて、しばらくしてから親れいむの三匹の子供がよろよろと這い出てきた。 「今から病院の方に行って、治療を受けるといいよ。まだ開けとくように言っておいたし、警察もそこに待機させてあるから、事情を説明して」 ドスがそう言うと、口の中に弱った子供を入れているのか、親れいむ達はうなずいてずりずりと這って行った。 れいむ達が行ってから、ドスは大きくため息をついた。 あきれしか出てこない。悪事を犯して、悪びれもせず許しを乞うあの二人。 驚くことにあれが普通のゆっくりなのだ。 わかっている、この郷のゆっくりは、もはや普通ではない。 人間のまねごとのようなものだが、決まり事を順守して生活を営むなど、昔では考えられなかった。 いや、今でも普通のゆっくりには考えられないだろう……。 何で自分たちはこうなんだ。なぜゆっくりは……。 知らず、月を眺める。 最近月を眺めていると、なんだか体の底から力が湧いてくるのだ。 これを活力にして、明日からも頑張ろう。 そう思っていた矢先である。 「はぁい」 それは、何もない空間を割いて、ぬるりと現れた。 妖しく光る髪と、鮮やかな紫の衣装艶めかしく。 「こんばんわ」 絡みつくような声を発し、出てきた裂け目に腰かけていた。 ドスは一瞬で敵だと判断した、それも自分でしか対応できないような。 「あんた誰だ?」 警戒しか含まない問いに、女は目をにこやかに細めると、 「やだ怖い」 口も吊り上げ、 「怖いから」 細めた目を開いて、 「私も怖くなっちゃおうかしら」 その場の何もかもが一変する。 肌を刺した空気で、一瞬で支配された場の雰囲気で、勝てない相手だとわかった。 ドスはため息をついた。このような相手がいつか来ることは、前々から何となくわかっていた。 自分が作った郷は、異常だ。考えの回るこのドスの目は、他の視点から自分達を見ることもできた。 こんなものは、人間からしたら恐怖でしかない。 わかっていた、でもやらずにはおれなかった。なぜ人間に許されることが、ゆっくりには許されないのか。 だから、それでも。 「ここを……潰しにきた?」 ほぼ諦観と、疑問を少しだけ含ませて問う。 人間の上位の存在、人を守るもの、調停者。この郷に対する自分のようなものが人間にも存在すること、それは容易に想像できる。 それが目の前のこの女なのだろう。 女は少しだけ意外そうな顔をすると、すぐに首を横にふった。 「まさか」 そして片手に持った扇子で口を隠し、 「でも、予想以上。そんな考えもできるのね」 そこから出る感情を見せないように呟いた。 「なら何を?」 今度は疑問だけで問うと、 「話をしに」 そう言って、今度は優しく微笑んだ。少し、安心できる笑顔だった。 女は隙間から地面に降り立つと、ドスと向かい合うように座り込む。 「そうね、じゃあまず最初、あなたはゆっくりって何だと思う?」 ようやく話し合いの場が整って、女は最初にそう問うた。 「……」 ドスは難しいと感じた。自分の存在は何だと問われているのだ、何と答えるか……。 「まぁ、難しいわよね。逆の立場なら私も言葉を濁す……一般的な定義を私が言いますわ」 女は返答を待たずつらつらと、 「そうね、饅頭の体を持ち、人語を操り、畑や民家を荒らす頭の悪い汚い野生生物……これが一般的なゆっくり」 挑発するようなその物言いだが、ドスは何も言い返さなかった。 「あら、怒らないのね」 「大方その通りではあるよ」 そう、と女は呟き、 「でも、それは悪いことではないわ。むしろ野生生物の本懐。これより傲慢で、危険で、自分本位な生き物はたくさんいるわ。人間だってそう」 そして、 「普通のゆっくりなら、先の発言には醜く憤慨すべき。それがゆっくりの在り方」 ドスは驚いて女を見つめた。この女は人間に嫌われるゆっくりの性質を何と言った? 「そう在るべきと言いました。多少の程度はあれど、ゆっくりがゆっくりらしく生きること、それこそがゆっくりの在るべき理由」 謳うように続ける、 「憎まれることも、慈しまれることも、虐められることも、世話されることも、全てがこの世界におけるゆっくりの在り方」 理解できない、いや、理解したくない。この女が真顔で今述べていること、それは。 「じゃあ、いつもどこかで繰り返されている、ゆっくりの悲劇……その全てが」 「そう、ゆっくりの生きる理由」 そのためにゆっくりは生きている。 「人間の……ために……」 女はふう、と息をつくと、 「ゆっくりの理由……ここまではいいかしら?」 衝撃から、ドスはまだ立ち直れなかった。 自分たちは言うなれば、人間のおもちゃとして生まれてきたのだ。それが自分たちの本来の在り方なのだと。 「あなた達はおよそ自然環境のどの役割も担っていないのですもの、そうとしか言えないわ……まぁ、これ以上ゆっくりについて議論する気はございません」 女はまだ話を続ける、 「そして次、次はあなた。あなたは果たして……」 あなたは、ゆっくり? 「!?」 問われた。自分はゆっくりか?当然だ、でなければ自分はなんなんだ。 「当たり前だ!」 声が荒れる。 「……あなた、自分を何て呼ぶ?」 女は少し息をついて、 「私……」 「その呼び方はいつから?なぜ?」 「いつからかは覚えていない。何故かは……この方が、らしいと思った」 「普通のゆっくりは、絶対に自分をそんな呼び方はしない」 心にザクリと矢が撃たれた、 「普通のゆっくりは、そんな言葉づかいもしない」 二発目。 「あなた、ゆっくり出来てる?」 「出来てるよ。毎日、郷の管理で、みんなの生活を見守るのが私のゆっくりだ」 「それはゆっくりじゃないわね」 「違う!それが……!」 「他人のための行為はゆっくりではない、ゆっくりの価値観に照らし合わせるならね」 三発目。 「御希望なら、この他にも理由を計上してあげましょうか?子供でも指摘できるものがまだまだあるわ」 荒々しく首を振った。三発。たった三発で、ドスの脳は理解した。 「……私を否定して、何が楽しいの?」 問いは、悲しみと怒り。 「……そうねぇ。あなたはゆっくりの在り方を外れている、ここまではいい?じゃあ次は、人間とゆっくり以外のもう一つの種族の話」 答えず、女は話を進める。 「妖怪の話」 「あなたは妖怪を知ってる?」 「……とても強い生き物。ゆっくりよりも、人間よりも」 投げやり気味にドスは答えた。 「正解。じゃあ、妖怪の種類。そこまではあなたも知らないわよね」 「……?」 女は師が生徒に教えを説くように話し始めた。 「まず、私は妖怪。わかるわね?」 「へぇ……」 ここに来て初めて女の正体が明かされたが、別段驚かなかった。 「私は同族もない、どうやって生まれたかも秘密のワンオフ妖怪よ。こういうのはそれほど数もいないの、さびしいわ」 女は泣き真似の仕草をしたが、ドスは冷やかな視線でそれを見ていた。 「いやん、ツッコミが欲しかったのに……まぁ、気を取り直して次」 女は小芝居をやめると話を再開する。 「次はメジャーな種族に属する妖怪。鬼、天狗、河童、吸血鬼……こういうのは結構な同族がいて、蛮行が広く知られているからカテゴライズされている」 「名前だけは何となく聞いたことあるよ。湖の館……妖怪の山……」 「大正解。ゆっくりにまで知れ渡っているなんて、中々……いや、あなただけでしょうねきっと」 「?」 「なんでもないわ、続けましょ」 女はコホンと小さな咳をすると、 「次は妖獣、これは強大な力を持った獣が、それ故にその生き物の枠を離れて妖怪になってしまったもの」 「動物が?」 「私の式達もこれね、竹林の兎達もそう。これが幻想郷には中々多い……自然が残ったままだからかしら」 ここで女は教鞭を振るう笑顔から、真顔に戻った。 「そう、人間を超える力を持って、その生物の寿命を超えた長い時間を生き、ついにはその定義から弾かれる……」 ドスも気づいた。いや、それはかつて、ドスだったもの。 「まるであなたのことね」 「違う……」 否定する声は、聞き取りがたいくらいにか細い。 「あなたはもう普通の人間より遥かに強いわね」 「違う……」 「あなたは今で何年生きた?普通のゆっくりの寿命は平均五年、巨大種なら十年ってとこかしら」 女は辺りを見回し、 「この郷、ここまでするのに少なくとも十年以上はいるわよね」 「違う……」 「定義から外れる、これはさっき散々説明したから言うまでもないわね」 「違う!!」 違う、違う。私は、私は…… 「あなたは、妖怪よ」 「正確にはゆっくりと妖怪の境界線……その上に今のあなたはいるわ」 その言葉に、うつむいていたドスは少しだけ期待をこめて見上げた。 「でも、その境界がゆっくりに傾くことは決してない」 絶望を、女は吐く。 「これからあなたは、ゆっくりと妖怪になっていく……いや、今でも弱い妖怪程度ならいい勝負をするでしょうね」 「……」 妖怪は応えなかった。もう何も応える気もなかった。 「ゆっくりが、この幻想郷に誕生してもう何年経ったのかしら……そろそろだとは思っていたけれど、私が見つけたのはあなたが初めてよ」 女は、満月の空を見上げ、 「永琳に改造されたわけでもなく、自然に生まれ、自然に生きてきたあなた。ここまでの生、私は敬意を表します」 そして、再びその妖怪へ視線を向けると、 「そして、幻想郷はあなたを受け入れます」 「……そう」 妖怪も女を見つめ、ただそれだけを呟いた。 女が軽く扇子を振ると、空間の隙間は再び開いた。ゆったりと浮き上がりその中に下半身を入れる。 「では、ごきげんよう。これからあなたがどんな選択をして、どう生きるのか。少しだけ楽しみにしてますわ」 上半身だけを出してそう言った後、女は隙間に消え、何事もなかったかのように閉じて元に戻った。 後には月を見つめる妖怪だけが残された。 それから、ゆっくりの郷からドスは姿を消した。 ゆっくり達は思った、ドスがついにすべてを自分たちに任せてくれたのだ、と。 ドスが、自分たちで何かが成せるようになると、必ず身を引いたのをゆっくり達は世代が代わっても覚えていた。 その郷の歴史に、偉大なるドスの名が刻まれ。 後にはゆっくりと続いていくだろう、理想郷だけが残された。 あとがきという名の言い訳 今回はゆっくりいじめ作品としては駄作極まりないと思われる本作を読んでいただきありがとうございます。 ゆっくりいじめに憧れていました。色んな作品を読み、深く感銘を受けました。 自分もこんな作品を書いてみたい、彼の憎き饅頭を虐め抜きたい、そう強く願い、ようやく実行に移った次第ではありますが 出来上がったのはこんなものでした。皆さんのような、加虐心に油をドンドコ注ぐゆっくり語や、醜い物言い、くさった饅頭心。 何もかも自分の実力では描けない、難しいものでした。才能のなさが恥ずかしいです。修行の足りなさを実感しました。 まあ自虐はこれまでにして、本編の補足です。 今回のゆっくりの生活制度はまったく人間のそれのパクリです、そして世界はこんなに簡単ではありません。多分。 本当はドスに反発して「ゆ゙っぐり゙でぎな゙い゙い゙い゙い゙!!」と叫ぶゆっくりの描写をふんだんに取り入れてみたかったのですが、どうにも力不足でした。 後半の会話にいたっては雰囲気がまったく前半と違ってしまい申し訳ないです。これではただの東方SSです。本当に(ry それにしても、ドスはこれほどまでにならなくても、人間を殺せる時点で十分妖怪だと僕は思いました。 最後に、こんな作品とやたら長い言い訳を最後まで読んでくれた方にもう一度お礼を。また修行して今度は上手く書けるように目指したいです。それでは。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/197.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋/コメントログ」 うまそう -- 2010-09-02 15 50 48 ジャンのダチョウじゃないかwwおもしろかったよ -- 2010-09-09 13 45 26 カカカーッwwwww -- 2012-02-26 20 45 55 男料理人のあまりの扱いに同情してしまった、登場しただけブーイングとか汗 -- 2012-12-10 13 09 07 つ、強い -- 2013-05-26 20 34 45 食ってみたい気もする -- 2013-06-29 17 08 56 これ好きだわー -- 2013-10-29 19 19 51 料理は勝負よくわかんだね てかこれジャn・・・いやなんでもない -- 2014-05-12 21 47 20
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/34.html
ぐしゃのまつろ 6KB ※初心者ゆえ拙い文章ですがご了承下さい ※俺設定注意 「ん、なんだありゃ?」 買い物に行くために森沿いの道を歩いていると妙な光景を目にした 「フーッ!」 「ゆっ!ばかなねこはゆっくりはやくこどもをおいていってね!」 「おいちぇいっちぇにぇ!」 「そいしたられいむはかんだいだからみのがしてあげるよ!」 「みにょがしちぇあぎぇりゅよ!」 「ファ−−ッ!!」 どうもゆっくりれい・・・いや、でいぶの親子がぬこの親子を虐めているらしいな・・・っ!不味い!! 「ゆっ!れいむはもうまちくたびれたよ!」 バインッ! 「 ものわかりのわるいねこはゆっくりし『ドゴォ!!』ぬぇぶっ!?」 「ゆっ?・・・・・おきゃあちゃあーーん!?」 ボヨンッ ボヨンッ ベシャ! 「ゆ゛っ!?」 ぴょんっ ぴょんっ ぴょんっ 「おきゃあちゃあーーん!」 「ぬこ虐めてるんじゃねぇよクソ饅頭共!」 「ゆぐぐぐぐ・・・しんぐるまざぁなのにがんばってるれいむのかりをじゃまするばかなじじいはゆっくりしないで しね!」 「ちにぇくしょじじぃ!」 全く予想通りの反応だな、でいぶはこれだから困る なんせ退かぬ!媚びぬ!省みぬ!をマイナス面で全開にしてるからなぁ・・・ 「ゆっ!うごきがとまったよ!れいむのきょーぐーにかんどうしたんだね!ゆっくりなみだしたら ゆっくりしないでれいむとれいむのかわいいおちびちゃんにあまあまをもってきてね!」 「もっちぇきちぇね!」 おまけに物事を自分に都合がいいようにしか解釈しないと来た、 取り敢えず持ってた袋にでも入れておくか 「ゆっ!?かわいいれいむをゆっくりしないではなし『ズボッ』」 「おきゃあしゃんをはにゃしぇくしょじ・・・ゆ~!おしょりゃをちょんぢぇりゅみちゃ『ポスッ』」 これでひとまずはいいか、ぬこは・・・もう逃げたみたいだな 「「”#$%&’!!」」 さて、こいつらをどうするか・・・こういう奴等は半可に痛めつけても反省なんてしないし、 あっさり殺した所で自分達を『ひげきのひろいん』だとか思って死んでいく、と、すれば・・・ パチパチパチ・・・ 「これで火の準備はよし、と、次は・・・」 ガサゴソ・・・ 「ゆぴ~・・・ゆぴ~・・・」 寝てやがるよコイツ・・・まあいいか ジジジジジ・・・ 「ゆぅ~ん・・・ゆっ?ゆっくりおk・・・・・ゆ゛き゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!て゛い゛ふ゛の゛あ゛ん゛よ゛ か゛あ゛つ゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「反応遅いなオイ」 「は゛か゛な゛し゛し゛ぃ゛は゛ゆ゛っ゛く゛り゛し゛な゛い゛て゛て゛い゛ふ゛を゛は゛な゛せ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 「うっさい黙れグネグネ動くな気色悪い・・・・そろそろいい塩梅かな?」 トンッ 「ゆ゛き゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛・・・・・ゆっ!れいむのほうがかくうえだってことがわかったんだね! ゆっくりりかいしたなられいむとれいむのおちびちゃんにあまあまをもってきt・・・・・と゛ほ゛し゛て゛う゛こ゛け゛ な゛い゛の゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!?」 「忙しい奴だな・・・っと、こっちもやっとかないとな」 ガサッ ジジジジジ・・・ 「ゆぅ・・・ゆっ?・・・・・ゆ゛き゛ゃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!」 「こっちはレアに焼けましたっと」 トンッ 「ゆ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!あ゛ん゛よ゛か゛い゛ち゛ゃ゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛ん゛ゆ゛っ゛く゛り゛し゛て゛ね゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!は゛か゛な゛し゛し゛ぃ゛は゛ ゆ゛っ゛く゛り゛し゛な゛い゛て゛し゛ね゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 後はこいつらを森の方に・・・ ガシッ 「は゛な゛せ゛く゛そ゛し゛し゛「ブンッ!」ゆ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛・・・・・」 「お゛き゛ゃ゛あ゛ち゛ゃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!?」 ガシッ 「ゆっ?おしょりゃをちょんで「ブンッ!」ゆ゛ん゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛・・・・・」 「せめて無力に無様に死んどけクソ饅頭共・・・って買い物忘れてた、きめぇ丸に怒られちまう・・・」 そうして男は村へと駆けていった・・・・・ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ガサガサガサッ ボスッ ガサガサッ ポスッ 「ゆぎっ!・・・ゆうぅ・・・ゆっ!おちびちゃんだいじょうぶ!?」 「・・・ゆぅ・・・ゆっ ゆっきゅりだいじょうびゅ!」 「あのじじいこんどあったらしけいけっていだね!」 「おきゃあちゃんぎゃんびゃりぇ~!」 ガサッ 「ゆっ?さっきのぐずなねこたちだね!こどもをわたすきになったんならさっさっとおいていってね!」 「おいちぇいっ「ガブッ」「「ゆっ?」」 「ゆ゛き゛ゃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 生焼けの足で這って逃げようとするも当然無意味。 「お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛ん゛を゛は゛な゛せ゛く゛そ゛ね゛こ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」 無論猫がそんな言葉を聞くはずも無く・・・ 「・・・もっちょゆっきゅ「ガブッ」」 「お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!」 瞬く間に子でいぶは猫の親子の胃袋に納まった。 「ゆ゛か゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛ん゛を゛こ゛ろ゛し゛た゛は゛か゛ね゛こ゛は゛ い゛ま゛す゛く゛し゛ね゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」 唐突だが猫には食料を保存する習性がある、勿論この猫も例外ではなく、 カプッ 「は゛な゛せ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 ズルズルズル・・・ 動けない饅頭などに振り解ける力など有る筈も無く、でいぶは岩陰の下に埋められた、 うっかり者の猫だったらしく、頬辺りの一部が見えているが・・・ 「ゆ゛か゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!こ゛こ゛か゛ら゛た゛せ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」 そんな戯れ言など聞くはずも無く、猫親子は再び探索へと出かけていった。 「ゆ゛か゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!・・・・・ゆーはー・・・ゆーはー・・・ゆ゛っ!?」 当然だが饅頭なんかが地面に埋まっていれば寄って来る者達も居る訳で・・・・ 「ゆぎっ!? かゆいよ!? いたいよ!?いますぐやめないとれいむはおこ・・ゆぎぎぎぎぎ!?」 いまや表に見えていたでいぶの頬は蟻達によって黒く染まっていた。 「ゆぎぎぎぎぎ!がゆいっ!いだいっ!だれがれいむをだずげ・・ゆぎっ!?」 助けなど来るはずも無い。いずれは猫の親子が戻ってくるだろうが、痒みと痛みで苦しみ続け、 存分に甘くなった餡子など食べるに適さず立ち去るだろう。 せめてもの死を与えてくれる雨も、岩が防ぐ。 さらに、このでいぶが半端なサイズなのもでいぶにとっては不幸となった。 自己回復が間に合わずに蟻に中枢餡を喰らわれるほどに小さくも無く、 蟻の牙を防げるほどに頑強で大きくも無かった為だ。 結果、このでいぶは死ぬ事も助かる事も無く、ただ無様に蟻達に食料を供給し続け苦しみ続ける。 いつまでも・・・・・ 「ゆ゛き゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 終 by.名前はまだありません トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このクソ饅頭共がお前等みたいな汚物か可愛いぬこ虐めてんじゃねえ! -- 2017-04-10 02 37 24 猫を襲うゆっくりという設定は使えるかもしれんな 猫好きのゆ虐アンチはこれでゆ虐アンチをやめてくれるかもしれん -- 2016-08-18 23 44 32 このド饅頭が(怒)猫苛めやがってガルルルルルル((ゲスはとっととえいえんにゆっくり(笑)すべきなんだよー。わかってねーねこさんをいじめたばつなんだよー ざまぁなんだよー。お兄さんその他もろもろ(蟻さんなどなど)GJ -- 2015-10-09 19 45 05 野良は猫もゆっくりも同類項なんで、いまいちスッキリしない -- 2015-10-08 12 29 56 全く、虫にも劣る下等生物が・・・ -- 2014-07-30 13 30 11 バカなゆっくりは苦しみ尽くして死ぬべきだ(怒)(善良は除く) -- 2014-07-20 20 27 11 ねこをいじめるなんてゆっくりできないんだねー わかるよー -- 2014-07-08 23 29 21 猫をいじめるなんてクズ糞キモ最低アホ馬鹿ゆっくりだにゃん。許さないにゃ~`へ´猫可哀想 -- 2014-05-05 18 38 36 ぬこも死ねば良いが、ゆっくりは楽に死なせちゃいけない -- 2012-12-10 13 46 09 うがぁぁぁぁぁ!!猫をいじめるなんて俺がこの手で拷問してやりてぇぇぇ! -- 2012-07-11 00 44 06 おまえらカス -- 2012-04-03 08 39 00 ぬこを虐めるゆっくりは虐待してやらないとな -- 2012-02-20 21 02 23 ぬこをいじめた罰だよ!!! -- 2012-02-07 21 23 53 ↓同感ww -- 2011-12-14 21 08 21 ぬこを虐めるなんて馬鹿なゆっくりだなー -- 2011-05-31 22 55 57 ぬこを虐めた制裁だ!!クズが -- 2010-12-03 23 42 09 子猫は素晴らしいぞ、一度育てると忘れられない 手のひらに乗るサイズの頃から懸命にペット用ミルクを飲ませ、ふやかした餌を与える 夜は一緒に(ケージ入り)で一緒に寝て幸せいっぱいだ! それが餌だと・・・・? もはや怒りさえ湧かぬ、俺は全ての赤ゆだけを潰して回る、親ゆは足だけ削って放置だ -- 2010-07-31 02 29 35 ぬこをいじめるなんて身の程知らずもいいとこだよ。 -- 2010-07-30 13 32 47 都合の良い理屈でぬこを虐めたでいぶはゆっくり苦しんでね♪ -- 2010-06-24 04 11 40
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1739.html
ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ 5KB 虐待-いじめ 愛で 自滅 れいぱー ドスまりさ 希少種 現代 愛護人間 また何か思いついたら書くかもしれません、その時はまたよろしくお願いします。 これで一旦完結です。お楽しみいただければ幸いです。 こんばんは、ムシゴロウです。今日はムシゴロウ王国をご案内します。 王国もすっかり春ですねーゆっくり達は寒さに弱いので春を待ち望んでいたんですねー 王国のゆっくりたちも元気に遊んでいますね。 「やべろおぉぉぉ!!どぼじででいぶばがりいじめるのおぉぉぉぉぉ?!!ばがなの?じぬのおぉぉ?!」 「ゆるさなえ!ゆるさなえ!ぜったいにゆるさなえ!!」 元気に牧場を走っているのはでいぶとゆるさなえですねー可愛いですね。 このでいぶは元金バッチだったんですよ、それがでいぶになってしまったんですねー 困った飼い主が加工所に送るのは可哀想と、王国につれてきたんですね。 始めは王国の生活に戸惑いがあったようですが、今ではすっかり人気者ですねー 「いだいぃぃぃぃ!!でいぶをかむなあぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「ないてもゆるさなえ!あまやってもゆるさなえ!!」 この子はゆるさなえと言う種類なんですね、大変珍しいんですよ。 偶然知人が捕まえたのを譲ってもらったんですね、可愛いですねー元気ですねー この子はでいぶが一番のお気に入りなんですね、ちょっと見てください 「じゃましたらゆるさなえ!じじいもゆるさなえ!!むぎゅぅぅぅ!」 ゆるさなえは口に毒牙を持っているんですね、これは通常の早苗にはない特徴なんですね。 これに噛まれるとゆっくりは苦しみ暴れまわるんですが健康的には害がないんですよー 人間が噛まれると全身が痒くなりますが、一週間で治ります。 「ゆるさなえ!ゆるさなえ!!」ガジッ!カジッ! 僕も噛まれたことがありますが今は平気ですよ、始めは寝込んだりしてましたが大した事はないんですよ。 これは親愛の証なんですねー王国で噛まれたのは私とでいぶと死んだれいむ家族だけですねー 親しいもの意外は絶対噛まないんですねー2匹は追いかけっこが大好きなんですよ。 「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!もうはじりだくないぃぃぃぃぃ!!!」 「うどんげはどずをいじめないでねえぇぇぇ!!どずはもうはじりだくないよおぉぉぉぉ!!!」 元気に走り回っているのはドスまりさの双子ですねー この双子は毎年ドスぞりレースに参加しているですよ、可愛いですねー春が来てうれしくて走り回っていますね。 たくましいですねーこの体、やっぱりドスはゆっくりの王様と言われるだけありますね。 あのドスはもともと森で捕まえてきたまりさなんですね、それがドスになったんですよー ドスになりたてのころは何度かドススパークを喰らいましたねーえぇ、大した怪我はしてませんよー 彼女たちはじゃれているんですね、でも力が強すぎて相手を傷つけてしまう事もあるんですよ。 ドスのそばにいるのは胴付のうどんげですね、彼女には毎年ドスたちのトレーニングコーチもやってもらってるんですよ。 彼女は特殊な能力があるらしいんですね、何度かそれでひどい目にあってますがいい思い出ですねー 熊と素手で戦った時は死ぬかと思いましたが、これも彼女の愛情表現なんでしょうね。 「ムシゴロウざん、みてないでだずけでえぇぇぇぇ!!」 「いやだあぁぁぁ!あんよがいだいよおぉぉぉぉぉ!!」 ギロッ! なんだか僕まで走り出したくなってきましたねー 「むんしょ!むんしょ!むぎゅぅ、やっぱり体を動かすのはきもちいいわねぇ」 「こぼね!こぼね!」 「やめるんだぜぇぇぇぇ!なんでまりさたちをたべるんだぜぇぇぇぇ?!」 畑を耕しているのは、まっちょりーですねー可愛いですねー、まりさを食べようとしているのはゆゆこですね。 まっちょりーは可哀想な子だったんですよー飼い主に気持ち悪いからといって捨てられるところを僕が拾ったんですよ。 時々僕にじゃれてアームロックをかけようとするおてんばなんですね。 「むぎゅう!ムシゴロウさんも見てないでてつだってほしいわ!」 ゆゆこは森の掃除屋と言われていますが、べつに悪いことはしないんですね。 増えすぎたゆっくりを食べたり、山のゴミを処理してくれるいいゆっくりなんですね。 僕も間違って食べられそうになったことがあるんですが、楽しかったですねー ゆゆこの口の中は結構広くて暖かいんですよ、愛好家の皆さんも一度ゆゆこの口の中に入ってみると楽しいですよ。 「こぼね!こぼね!」ベロベロ!」 可愛いですねー可愛いですねー 「んほおぉぉぉ!!とかいはなはるがきたわねぇぇぇぇ!!」 「いやあぁぁぁぁぁ!!れいぱーはゆっりできないぃぃぃぃぃ!!」 あれは王国のレイパーですね、可愛いですねー元気ですねー あのありすは元々駆除される予定だったんですが、愛護団体が保護して王国に連れてきたんですね。 可哀想なゆっくりだったんですねー、ですがごらんください、ここではあんなに生き生きとしています。 野良として駆除される予定だった町のゆっくり立ち遠いかけっこを楽しんでいますねー 「たのじんでなんがいないぃぃぃぃ!!どれいのじじいははやぐだずけろおぉぉぉぉぉ!!」 「んほおぉぉぉぉう!ムシゴロウさんもとかいはなはるをたのしみましょぉぉぉ!!」 「「「ゆゆゆっ!ムシゴロウさん!ゆっくりしていってね!!!」」」 この子たちはまりさタワーですねー、一見親子のように見えるんですけど違うんですよ。 元々この子たちは虐待ウェディングケーキ用に改造されたまりさだったんですねー 業者が倒産して、加工所行きだった所を王国に引き取られたんですね。 大きいまりさの上に子まりさ、その上の赤まりさが乗っている様に見えますがこれは全部成体なんですねー 特殊な薬で成長を抑えてあるそうなんですね。 特殊なボンドで固定されているため離れられないんですが、息はぴったりですねーこれが愛の力ですかねー? 「はなすんだぜぇぇぇ!きたないてでまりささまをさわるんじゃないんだぜぇぇぇぇ!!」 「くそにんげん!れいむをもっとだいじにあつかってね!!れいむはにんぷさんなんだよ!!」 「むきゅう!もっとていねいにあつかいなさい!!ぱちゅはいだいなかりすましどうしゃなのよ!!」 王国に新しい仲間がやってきましたねー、王国はゲス、でいぶ、レイパー、野良、野生、希少種なんでも仲良くなってしまうんですね。 ゆっくりのための理想の王国なんですね、ここでは皆ありのまま楽しく暮らしているんですよ。 王国の仲間をこれからもっと増やしていく予定ですので、皆さんも応援をおねがいしますよー 完 ムシゴロウさんはゆっくりの喋ることを基本的に泣き声としか思っていません。 ゆっくりを無視しているようなところから、仲間からムシゴロウさんと呼ばれるようになったんですよ。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る マッチョリーかわいぃよ(///) -- 2012-08-25 18 52 52 本家ムツゴロウさんばりのドス黒い部分も再現してほしかったなあ 自分を殺そうとした子象を逆に鉄の棍棒で殴り殺そうとしたムツゴロウさんの姿は きっちりとトラウマになりましたw -- 2011-10-11 23 52 17 絶対天然じゃない…悪意持ってやってるよムシゴロウさんは… そうでなきゃ希少種が虐待されない説明がつかない -- 2011-02-18 00 18 57 ↓だよね…結局希少種には虐待しないもんね -- 2011-01-13 22 44 57 ニコニコしながら勘違いでもゆっくりを容赦なく傷めつけるムシゴロウさん大好きだったのに 前作から稀少種(笑)が出てきてとたんにつまらなくなったなぁ・・・。 -- 2010-08-24 23 21 11 純粋であれば善悪の区別はつかないけれど、自分の行動はきちんと制御できる 気が違っていれば善悪の区別もつかないし、自分の行動も制御できない この程度の違いじゃないのかしら? 要するに自制が利くか利かないか、それだけ…だとゆっかりんは思うわね このおじいさんはどことなく悪意があるから、多分どちらでもないと思うけれど -- 2010-08-04 02 51 49 ムシゴロウさんはゆっくりを動物として扱ってますね。愛で派の亜種なのかな? あと、心が純粋な人とキチガイの境界ってどこらへんなんだろう?ゆかりん教えて! -- 2010-07-31 01 10 46 この爺さんは人生楽しいだろうなぁ… -- 2010-07-31 00 27 33 ムシゴロウさんすてき!!! -- 2010-06-16 19 13 05 これ書いたから死ねって言ってる奴ほどキチガイじゃねえだろ -- 2010-05-27 00 38 30 ネタでやってるのがわからん低脳には言われたくないだろうよ -- 2010-04-09 21 36 35 お前みたいなキチガイは死ね。 -- 2010-02-21 00 56 52